sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

BCS

ボディ・コンディション・スコア=BCSというもの。
搾乳牛の栄養度(太り具合)をモニタリングする指標として広く利用されている。
牛のおしり部分の見た目と触った感覚で栄養度を数値化する。
太り過ぎると、繁殖面の障害や分娩時のトラブルが多くなりがち、反対に痩せすぎていると流産などになりやすい。
泌乳ステージ毎に、推奨されるスコアの幅があり、そこから大きく外れることなく推移するのが望ましい。

今年は秋から、豚でも同様の数値を試行中。
数値化する試みは文献でもあるようだが、結構アバウトでホント感覚的。
http://jlia.lin.gr.jp/cali/manage/84/s-semina/84ss1.htm


個々のデータを、グループ化して平均値なども確認してみた。
数値はやはり少し低い傾向があり、繁殖面のデータとして裏付けられた感じ。
ステージ毎の群平均をとりながら、個体数値を追跡する。


肝心なことは、自分なりにスコア化を図り、継続すること。
特に秋から春までは、妊娠期間中のスコア低下に要注意。
また、分娩したあと授乳中の損耗・低下にも要注意。


この数値化、母豚を見ただけではわからない。
経験値に基づく触診が必要。
数値の変化に気づき、早め早めの対応ができれば活用できる。