sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

明るい兆し

数年前、搾乳調査をする際に、乳房近くの明るさを測定するため照度計を買った。
数千円程度のもの。

手軽にいろいろなところの明るさが測定可能。
読書のためには200ルクスを確保する必要があるとか。


豚には秋季性流産があり、日照時間が短縮していく夏から秋にかけて、妊娠中の血中プロジェステロン濃度が低下する傾向があり、流産が起こりやすいらしい。
今日は現地で照度測定。
薄暗い豚舎の中は、50ルクス程度。
蛍光灯の下では、70ルクス。
蛍光灯を掃除すると、2倍の150ルクスに増加。
豚舎内がかなり明るくなり、見通しが良くなった感じがする。
但し、いくら必要なのか、絶対的な指標はあって・ないような感じ。
つまり、明るさを確保するだけでは、いろいろな問題が全て解決するわけではないということだろう。
これは、ただ単に1つの切り口であって、豚に対する意識レベルをあげるためのひとつの話題だと思う。


明るくなって本当に意味があるのは、
隅々まで見えることで、掃除の励行や危険箇所を見て事故防止すること。
繁殖面では、発情確認にも有効だ。
蛍光灯の掃除は、秋口に限る!!


ひとつひとつの取り組み、ミルフィーユのように重なってだんだん厚みが出てくる。
それがやがて本当の明るい兆しを生むと思いたい。


林道雑談。
この辺の林道を紹介したサイト。
以前にも紹介したかもしれませんが・・・
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/ecbar/
昨日未紹介Photoを。