sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

上を向いて

去年だったか、
自転車などで早く走れるようになるということは、どれだけ楽になるだろうかと妄想したことがある。
そのイメージはこうだ。
「体が軽く体調も良好、一緒に走る人を軽々と追い抜く」
実際には、たくさん走り込み・自転車も軽くして、それなりのタイムで走れることは出来たが。
決して楽ではなかった。
たぶん一番で走っている人も苦しみながら走っているんだろうなぁ・・・


またまた上村の本。
世界の頂を夢に見ながら選手生活を送り、頂点からの眺めはすばらしくパッと開けるような天国のような何かだと思っていた。
実際にワールドカップや世界選手権で優勝しても、その過程を苦しみながら進んでいる時とあまり変わらないし、むしろその状態を維持させるためにはより多くの努力や苦しみがあった。
ある時点で満足すれば、そこからの眺めを楽しむことが出来るが、
満足したら、それでお終い。
勝つと言うことは、そういうことなんだと思った。


走っても、登っても、滑っても、ハードなスポーツは何をしても苦しい。
だが、達成感やタイムなどの成績は上位でなくても楽しめる。
それを支えるのは、自分自身のモチベーションであり、仲間や家族なんだろうと。
仕事も同じだ。