sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

話を聞く

昨日の午後は、管内新規就農した人、及びこれから目指す人を対象とした研修会。
農家の「あととり」ではなく、一から始める人が対象。
東部でもここ数年若い人を中心に増加傾向。
しかし、経営的にはそう簡単なことではない。
経営を始めるまでの、土地確保、住むところ、機械や施設の投資など、始めるまでがまず大変。
それが比較的簡単な野菜志向が多い。
畜産とか果樹のような永年性や多額な資金が必要なモノは難しい。


昨日は、農業委員・農業士・諸先輩方々からのエールを送った。
そしてメインは、八頭町のT農場社長からの話。
農地を何年・何十年と維持することが肝心であり、あとはその土台の上で作るだけ。
その土台となる基本とは何か、具体的な取り組みはどうしてきたか。


構造改善としてブルドーザーで単純にならしていただけの基盤整備に疑問を持ち、生産基盤である土地をまず作り直すことからはじめたとのこと。
石をタダひたすら拾い、昔ながらの堆肥活用を復活させた。
田んぼの傾斜は、100メートルに2〜5センチほどつけることに着眼して毎年レベラーで傾斜調整する。
これによって水の行き渡りが効率的で、日々の水管理の労働力にも大きく影響するばかりではなく、田んぼしているそうだ1枚の成熟差がなくなり、均一の米となる。


たまたま東部訪問中の某就農希望者も同席し、話を聞くことに。
生で話す人の話は力強い。
農業の魅力・やりがいを感ただろう。
12月5日未来中心で開かれる「農業セミナー」も聞き逃せない。


研修会が終わって、担い手機構のNo2としばし立ち話。
東部の耕畜連携トウモロコシの陰の立て役者だ。
T農場へのアポ取りもたくさん手助けしてもらった。
12ヘクほどの面積が今や50へクまで急増したのも彼女のお陰だろう。
懐かしく思いながら、また次の一手を考える。