sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

東部のトウモロコシ

今年の牛用・飼料用トウモロコシ収穫は8月6日に始まったが、盆休みをはさんでこの天候のお陰で順調に進んでいる。
コントラクターが汎用型収穫機械で約20ヘクタール、
個人の収穫は約30ヘクタールほど。


2週間経過して、コントラは15ヘクタールほど、個人は10ヘクタールほど終わり進捗率は50%程度となった。
総じて出来はいい。
草丈は食用と違って3メートル近くあり、実も大きい。
熟期は食用より熟度が進んだ黄熟期で刈り取る。
これより若いと実の栄養度が低く、また茎葉の水分がサイロから排汁となって流れ出てしまう。
この汁の中にかなりの栄養が含まれている。


近年はトウモロコシ畑にイノシシが出没するようになり、電気牧柵でガードが必要となった。
実が熟すのを本当によく知っていて、しかも目立たないように畑の真ん中辺りから茎を倒して実の旨い部分だけ食べる。
草丈が高いのがアダとなり、気づいた時には巨大なミステリーサークル化していることも偶にある。
動物と人の知恵比べ。


東北にはイノシシが居ないが、代わりにクマが食べに来るらしい。
クマはしつこく、電牧があっても隙間を見つけて浸入するらしい。
最終手段は猟友会だと聞いたことがある。


さて、アメリカの大干ばつで穀物相場がアゲ基調が止まらない。
配合飼料も乾草もまだまだ上がり、先行き不透明。
そんな時に豊富な自給飼料、品質の安定したサイレージ、コストの安いメリットを最大限活かせられる。
今年は県内中西部も大豊作のようだ。


あとは台風だけ来なかったら・・・
あと2週間。
神頼み部分もあるが、猛暑を耐えているのだから、なんとか無事終了を。
サイロ漬けしてから30日もすれば、今年のサイレージを利用可能となる。
ここでも、日々の取り組みの積み重ねが花開く時だ。