sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

チーム力

県内にはいろいろな自転車乗りのチームがあるのだろうが、実際に知っているチームはそんなに多くない・・・
それぞれのチームには、いろいろな背景や歴史があり、活動の色や幅も多様だろう。
チームには属すことなく、1人で楽しむという方法もまたひとつの選択肢である。


ShoLow'sは、元々は畜産スキー部という名前で、仲間内のチーム。
畜産スキー部で検索すれば帯広畜産大学スキー部と競合していたこともあった。
(その後、精力的な掲示板の書き込みが奏してダントツだったが)
21年の乗鞍参加だったか、チームジャージの製作に伴ってこの名前となった。
今や「おっさんパワー」の看板を背負って走る。
(それは根拠のない真っ赤なウソ)
そのおっさんに残された時間は多くないため、各自がそれなりにプロセスを煮詰めながら前に前に突き進む。
(気持ちはあってもそんなにできるわけがない・・・)


さて、先週土曜日にNHKBSでツール特番2時間があり、圧倒的な強さを発揮したチームスカイの取り組みが紹介されていた。
今やオリンピックはもちろん、様々なスポーツで科学的な理論に基づいた訓練が行われている。
自転車に乗り始めてわかったことは、自転車というメカの進化は当然ながら、肉体を鍛える方法も生理学的にもドンドン進化しているということ。
昔は星一徹のような監督とウサギ跳び100回なんてど根性もので、あとは精神論で鍛えるのが当たり前だったのに・・・


そんな最先端の世界でも、チーム内のまとまりが勝利を呼び込む鍵になっていることも多い。
いわゆるコミュニケーションスキルの部分。
チーム内にはそれぞれ役割があり、それぞれの仕事を果たして全体の成功が舞い込む。
全体がまとまるとは、機材や個人の能力と比較しても時に大切なことのようだ。


これって、規模拡大した農場でも同じ話。
今どき、全員が同時に同じ仕事をすることはほとんど無い。
それぞれの持ち場を抱え、同時並行で各持ち場の仕事が進められていく。
効率の良い仕事もあれば、詰まり易い場所・人もいる。
それを全体をながめながら整える人がいればグッとよくなる。
整えるとは、単なる仕事量の調整だけではなく、声掛けとか・モチベーションアップのためのシステム作りとかだろう。
事実身近な職場でも、隣の人がどんな仕事をしているか知らない人も多く、職場全体の効率低下を生んでいる。
そんな時、誰か鍵となる人が居ると居ないのでは大違い。
ほんのちょっとしたことだけど。


そんなチーム・ワークが求められている。
ただチームはひとつの単位。
いろいろなチームが県内に増殖すれば、垣根を越えて互いに楽しくなる。
気の合う仲間、刺激し合える仲間として。