sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

オリンピック スピリット

「参加することに意義がある」


第4回ロンドンオリンピック(1908)の陸上競技では、アメリカとイギリスとの対立が絶え間なく起こり、両国民の感情のもつれは収拾できないほどに悪化していました。
その時に行われた教会のミサで、「このオリンピックで重要なことは、勝利することより、むしろ参加することであろう」というメッセージが語られました。
このメッセージを、当時のIOC会長のクーベルタンがとりあげ、次のように述べました。
「勝つことではなく、参加することに意義があるとは至言である。人生において重要なことは、成功することではなく、努力することである。根本的なことは、征服したかどうかにあるのではなく、よく戦ったかどうかにある。」
「近代オリンピック100年の歩み」(ベースボールマガジン社)より
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深い言葉です。
連日のロンドンオリンピックでは、有名選手や活躍した選手が華々しく取り上げられているが、
参加する人々は、普段の鍛錬を積み、家族・地域・仲間・そして国を背負って競技に臨む。
FB(フェイスブック)の「心に響く魔法の言葉」名言集にもオリンピック選手の名言が載っている。
http://www.facebook.com/mahocoto


メダルの色は何色でも、重要なことはそこに向かって努力していくこと。
室伏広治


ベストを尽くしたと思えれば何もいらない。
レースで1位になろうと、2位、3位だろうと関係がない。
大事なのは、自分ができるかぎりのベストをつくしたかどうか。
努力の天才になりたい。
イアン・ソープ


我々のおっさん部活も同様だ。
たくさん乗ったり、速く走ったりできれば、それに越したことはないが、それはあくまで結果論であって、
それに向かってどれだけモチベーションを維持し、向上させられたか。
そして、その取り組みの中で、どれだけ楽しんだか。
楽しむとは、安易な娯楽ではなく、自分自身との、体との戦いの連続だ。
達成感でもある。


このとても大切な部分を感じられるかどうかが肝であって、
普段仕事していても、同じ空気感を感じることができるか否かが、結果長い時間を経て経営の差となって具現化されているように感じられる。
なんとも、言葉にするのは難しいことだが、そういうことだ。


盛夏。
まだまだ続くこの暑さ。
自分自身のスピリッツを試されているように思えてならない。
おっさん部活も、そして経営改善も。