sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

見えた感

農場で見える化を推進の取り組みを進めている。
我々は実際に農作業をやる側ではないため、実際の感覚、特に大変さとか難しさをつかみにくい場面が多々ある。
実践している人の感覚と数値などの傾向がピッタリ合うかどうか、そこから次に何をすべきが見えてくるか否か。
この辺が経験値とか、スキルにつながっていくのだろうと思う。


農場成績や経営成績を、片っ端から並べてみる。
ただ並べて、かけ算や割り算してみて、時系列的な傾向とか、地域全体の中での位置を確認する。
大抵の傾向として、その経営の数値は大きく変わらない。
いや、変わりようが無い場合が多い。


例えば、40頭規模なのに30頭程度まででそれ以上になかなか増えない農家。
何かしらの原因で増えたり減ったりするが、決して40頭満員にならない。
4〜5年の流れをまとめてみると、傾向がはっきりする。
その経営の実力なのか、わかっていて改善に向かう場合は、我々の力量不足なのか。


今年は東部の和雌肥育でいろいろ数値を探ってみているが、
ここ10年の枝肉重量、単価、上物率、事故率などでクッキリ傾向が。
枝肉は確実に向上しているが、労力的に充実した経営では明らかな改善が見える。


そして、今から5年・10年。
どう進めていくかを今春考える。
私ではなく、全ては当人が自身で。
誘導ではなく、ファシリテートすることで自身が進む道を拓くだろう。
こんな瞬間を共有出来るかどうか、ここが普及の肝だ。