sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

日較差

昨日は肥育農場勉強会。
私が担当した学びの場では、ONDOについて一緒に学びを深めた。


水道水の温度は?
地下水の温度は?
液体窒素の温度は?
昨日の最低気温は?
あなたの手のひらの温度は?
牛の体温は?
哺乳子牛の下限の限界温度は?
風速2メートルで下がる体感温度は?
哺乳ミルクの適温は?
そのミルクの溶解上限温度は?
???


まずは温度テストで頭脳混乱を起こし、少しずつ解説する。
参加者から、質問や経験による見解も出てきた。
特に、牛は寒さに強いと思いこんでいた人も多く、12月の子牛の不調が気温変化によって引き金が引かれたことを、今更ながらに悔やむことに。
農場管理日誌には牛の調子と天気を書き込む欄があるが、気温については意識してこともなかったようで・・・


12月1日から一昨日までの鳥取気象台の観測データを抜粋してグラフ(見える化)してみた。
その上で、参加者にヤバかった日を考えてもらうと・・・
多くの人が降雪があり、最高気温が低かった25日を指した。
Jrはさすがにそこではなく、気温変化の激しかった5〜10日辺りだと。
単純に大きな変化にも注意が必要だが、最も気をつけたいのは上がったり・下がったりと激しい時期のあと1週間。
免疫力低下に伴うゲーリーとか風邪とかの引き金となり、立て続けに蔓延する可能性が大きい。
ちなみに、13℃のラインは、哺育子牛の限界温度だそうだ。
哺育中は人でも牛でも要注意。
最も気をつけたいのが、気温の上がり下がり。
いわゆる日較差。
前日から、または1日の中での最高〜最低気温の較差。
人でも牛でも健康に大きな影響を及ぼす可能性が高い。
季節の変わり目でよく話題になるが、冬の間でも10℃以上の日較差は出現する。


勉強会のその夜。
放射冷却で今朝の最低気温は-1.5℃。
さて、この勉強が吉と出るか、そうでないか。
来月勉強会までに確認してみたい。