sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

気づき・意識するということ

年が明けてからも、経営検討は毎週続く。
データとりまとめと当日資料の作成に追われてしまい、十分な解析と対策案を考えられないまま本番を迎えることも多々、生きるか死ぬかの狭間を泳ぎ続けている場合もあり、指導機関としては失格な部分だ。


春から始まった検討が、秋以降かなり煮詰まってきた。
根本的な課題が明確となり、今年は「断」の年となる。
判断・決断・そして悪循環を断つ。
最終的にやるのは全て本人。


1月の検討は男だけの男子会。
これはこれで良かった。
何でもっと早く気づきがなかったのかと悔やむ本人。
年間では相当な損失試算、かけ算すれば5年10年で莫大となる。
でも、何度も考えたのだが、過去は変えられないし、いろいろなプロセスがあったからこそ、気づきがあった。
一つ一つ、確認し、ツメ将棋というか。
我々も本人にも。
気づき・意識するとは、そうゆうものなんだと思う。


数年前に前任者が今回とほぼ同じことを農家に伝えたと先日聞いた。
いやもそれ以上の話をしたと。
だが、当時彼らの心には響かなかったのかもしれない。
樽に水が溜まり溢れるまで気づかないように、その時は半分まで溜まったのかもしれない。
たまたま今年度溢れ出しただけかもしれない。
また、意識するということは、言葉を伝えるだけではできないのだろう。


いろんな場面でコミュニケーションスキルの重要性が言われている。
伝えたい気持ち。
1回言っただけでは到底伝わらない。
最低5回と聞くが、5回で十分かどうかもわからない。
やはり、そこには心を揺さぶる何か、感動が必要なんだろうか。


農家自身の力を引き出し、我々も一緒に学ぶというスタイル。
これは、地味で相当な継続力が必要だが、これに尽きると感じるこの頃。
そして、それは1人だけでは到底成し得ない、普及・カホ・SPに農家自身も参加してもらえてはじめてなせる技かもしれない。