sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

さくい

作為・作意・作井・・・
さくい。


搾乳する牛、乳の出方を1頭ずつ調べ、搾っている農家にデータをフィードバックする取り組みが、農協を中心にここ数年で一般的な指導となってきた。
東部地域でも、個々の農家で搾乳手技・機械稼働状況を確認するため定期的に行われていたはず・・・
だが、その網をくぐり抜けてまだ実施していなかった農家があった。


自分の搾乳を監視されているとか、間違いを指摘される、牛がバタバタするから嫌など、その理由は多い。
具体的な搾乳データと、あわせてビデオ撮影して、搾乳作業を確認すると・・・・
いろいろ課題が見えてきた。
やってよかったと思えるようなフォローが必要だ。


そんな中でも理想的に搾乳がスムーズに終わる牛がいた。
サッと搾って、サッと終わって、しかも乳量も出る。
さくい牛という。


反対語は、しぶい牛。
ダラダラとなかなか終わらない、時間の割りに出ない。
乳房炎にも成りやすく、面倒な牛だと思われている。
がしかし、結果的にそうなっているだけで、全ては自分の搾乳手技の蓄積がそうさせている。


毎日の積み重ね、それが結果を生む。
さくい・しぶい。
サクサクと坂をいとも簡単に上るクライマー、
ダラダラと重く重く・・・
できれば、さくいクライマーとなりたいものだ。
そのためには、毎日の積み重ね、これしかない。