sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

せめぎ合い

ダブルヘッダーでの経営検討会。
午前の検討は、経営でも自給飼料を如何に多く作って食わせるかについて。
草で搾る経営方針が、なかなか実現されていない。
その動かぬ証拠は、過去からの時系列の乳飼比で明らかだ。
しかも、改善されない原因はとても簡単なところにあった。
肥料を買うか買わないか、
タマゴが先か、鶏が先かの理論だ。


経営とは何か?
この前の東部検討会でも専技から問いかけがあったばかり。
儲けること、
継続するもの、
いろいろ持論はあるだろうし、それを経験によって掴むことかもしれない。
私の持論は、「生き様」だ。
過去の経営は、歩んできた生き様であり、
将来の経営は、これからの生き様だと思う。


一人一人、一戸一戸、経営を取り巻く条件は違う。
「ぶげんしゃ」でない人、
生産調整にぶつかる人、
良い土地がない人・・・
内外の条件は違えども、
自分の経営として積み上げて成功するも、
他人のせいにして責任回避するも、その人の人生。


その生き様に、大きく影響を及ぼすことが出来るかどうか。
それが、我々が経営にかかわることだと教えられた。


午後も別の経営検討が続く。
にわかに雲行きが怪しくなり、雷と土砂降りが始まり、経営の行き先を示しているようだ。
午前とは好対照な経営だが、こちらも一筋縄では行かない。
一見もっともな持論を展開するが、農協や専技、家保も加わるチームが見逃すはずもない。
検討する度に、現場と持論の乖離やなおざりにされている問題を発見してきた。
昨日も何点か。
もはやこれは、我々との理屈でのせめぎ合いである。
判明した改善点は、いずれも基本的な部分のみで、先進的な技術でも高度な知識も必要としないことばかり。
日々の基本的な作業を効率よく・確実に行えるかどうかに全てかかっている。


これって、我々の自転車によく似ていて、
自転車ではなく、コツコツと自分で努力して練習する人が結局一番強くなっていくということです。
現場指導していて、一番痛いところです。