sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

自給飼料の影響

自給飼料が経営に及ぼす影響は大きい。
それは、飼料代削減だと思っていたが、それ以外への影響もある。


それは、中途半端な自給飼料の取り組みだ。
投資できないため古い機械で、切断長は長く、スパッと切れない。
引きちぎったものは良い仕事しない。
鎮圧が甘いバンカーサイロ。
乳酸菌をわざわざ添加しない農家。
何日もかけて詰め込むサイロ。
雨でも平気な収穫。
経費節減のために、包み込むビニール代を省略した人。
イノシシ対策で牧柵は買っても電気牧柵本体を設置せず、イノシシ被害甚大だったり・・イノシシ臭くて嗜好性激減。
いい加減な取り組みは、捨てるほど存在する。


カビや不良発酵は、牛本体の能力、繁殖成績を落とすばかりか、廃用になってしまうことも多い。
種が付かない、流れる、乳房炎、廃用となれば、数十万の損害。
それが、年間10頭もあったとすれば・・・
考えただけで寒気がする。


これでは、多少飼料代が安くなったとしても、意味がない。
意味どころか、労力や経費を掛けて作っているのだから、
自虐的というか意味不明だ。
それにいち早く気づき、改善に向けた取り組みを行うこと。
何も特別なことではない。
全ては、基本に忠実にするだけ。
何事も、万能な特効薬はないということだろう。