sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

けむに巻く その2

本日は、職場の一年に一度の仕事評価の日。
まだ11カ月間経っていないが、とりあえず1年間の実績をとりまとめて発表する。
取り組み課題は20以上あるが、発表は14題のみ。
20名なので、発表しない人もあるが、私は午前・午後1つずつ。
いずれも、農家経営改善。
午前は畜産以外、午後は畜産。


畜産以外はほんと味が薄い。
経営課題としては、まだまだ入口に届いているかどうか。
これは担当者としては、本当に情けないが、それが事実。
来年はそれでは済まされないだろう。
キッチリやっていく決意のみ強く残った。


午後、畜産。
お隣さんの協力が大きいが、本当に絵に描いたように計画自体は進んでいる。
但し、課題の解決にはまだまだ時間がかかる。
辛抱強く、粘り強く、あきらめず、じっくりと。
継続は力になる。


さて、そんな内容報告だけでは面白くないので、
酪農と肉用牛のsasibae対策について報告した。
畜産以外の素人さんにもわかるように。
写真中心で、グラフや試算も交えて。
これがなかなか好評だった。
質問が矢継ぎ早に来るが、どれもsasibae対策。
そのため、所内若手からは、エサをまき、質問をかわすずるい手口と評価された。
けむに巻く作戦だ。


当人は、そんなつもりはなく。。。
経営検討から出てきた課題を解決するため、技術的な課題としてsasibae対策を進め、やがて経営効果としてツバメ返しのように戻ってくるというストーリーだ。
わかってくれた人はいただろうか?


それと、もう一つ大きなポイントは、
長崎zenkyou肥育はsasibae対策で制するハズだと。
丁度キョクチョウさんが目の前にいたのでリップサービスしたけど・・・
反応はなかったようです。


所内全般的に、普及と農家の間に、2つのリアリティが存在しているように強く感じた。
普及が正しいと思っていることと、農家が思っていることに、次元・空間のゆがみ・違いがあるようだと。
いくら正しいと思って話してみても、その心・魂が伝わっていないために、現場で実践されなかったり、成果が出ていなかったり・・・
それを農家が理解していないと勘違いしているのではないか。
相手が悪いのではない、こっちが悪いのだ。
成果が出ないのは、我々の不甲斐なさだ。

2つのリアリティ。
地球は丸いという言うことがいる。
いやいや地球は平らだと言う人がいる。
それぞれの立場で考えれば、それぞれは間違っていないが、
双方の意見は噛み合っていない。
真実は一つだが、見方次第では何通りにも見えることはある。