sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

トウモロコシを巡る攻防(飼料用)

世界的な流れで、穀物相場が高くなっているが、
金や原油も同様の傾向のようで、私と違って行き場を失ったお金が儲かるものを探してうごめいているようだ。


ここ5年間の間にも、同様の流れがあった。
バイオエタノールも含めた原油高。
DDGSなんてのもプチ流行。
http://www.nissangosei.co.jp/nissan/m009.pdf#search='DDGS'


そんな流れとは、全く関係ない、ぶれない取り組みを東部で進めてきた。
発端は、H18夏、空山での焼き肉。
真夏で汗だくで市内を眺望しながら酪農家と食べた際に。
「やっぱトウモロコシ欲しいわ!」
この一言だ。
この人の発言を今でも鮮明に覚えている。
「イッチョやりますか?」


それ以降のやりとりは、今となっては記憶にない部分も多いが、
当時大型耕種法人とを結びつけてくれたN村さんをはじめ、東部コントラ、Y酪さんなど、普及以外の人々とのコーディネーター・ネットワークがなせるワザだと。


「東部はワラを牛に食べさせて搾っとる」
中部からよく聞いた、この言葉もいい意味で原動力になった。
あれから5年。
当時トウモロコシ栽培農家3戸15ヘクタールに満たなかったものが、
たった5年間の間に7戸45ヘクタールとに大幅増加。
一部収量こそは、まだまだ伸びしろはあるものの、まだまだ勢いは衰えない。


実績検討にあたり、コスト的な計算を進めているが、
東部での取り組みのなかで、驚く結果が出始めている。
その中味は個別経営検討で話し合う予定だが、
ある意味、トウモロコシ生産・供給・利用の新しい展開が開けるかもしれない。
量を確保し、コスト的にも成果を確認できるはずだ。


その影響は、思わぬ所に出てくる。
予想外の消費税として。
それは、何物でもない、おとなりさんのかっこいい仕事の成果だと思う。