sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

桑田真澄の言葉

昨日の日本海新聞15面の記事を読んだ方も多いはず。
体罰を考える記事だったが、単純明快でとてもわかりやすい言葉で彼の頭の良さを感じた。
男気じゃんけんで体を張っているヤツとは芸風も違う・・・


「体罰で愛情を感じたことは一度もない」
「体罰は熱意が空回りしている」
「指導者は、勝利至上主義ではなく育成主義でなければならない」
「スポーツには体力・技術力・精神力が必要であって、根性ではない」
「道具も戦術も進化してのに、指導者だけ進化していない」
「もっとスポーツ理論やコミュニケーションを勉強するべき」
 言葉の一つ一つに、考えさせられることばかり。


高校時代の先生は、決して怒らないし、言葉でも攻めてこなかった。
当時の八頭高はホントのほほんとしていた。
部長が毎日メニューを先生と相談し、飽きないメニューだった。
走る時間はせいぜい1時間と短く、マッサージして回復に心掛けながら、先生の話を長く聞いていたような気がする。
県代表しては負け続けたが、いつもまとまったいいチームだった。


この記事はスポーツに関してだったが、家庭・職場でも、同じことが言える。
ただ単に、勝ち組を作るのが目的ではない。
昨年農家指導をしていて、農家に話した3つの話を思いだした。
「決して諦めないこと、逃げないこと、そして怒らないこと」
これを最低限守ること。


腹が立っても怒らないこと、なかなか難しいが・・・
腹が立つのは、よくよく考えてみれば、自分の不甲斐なさに怒っていることに気づく。
そして腹を立てても、何も解決しない。
だから、腹は立てず、横に寝かせるか、丸め込むことだ。


唯一、怒ってもいいのは、怒る相手に危険が迫っている時だけと教わった。
この気持ちは今も揺るぎない。