sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

下見のつもりが  続編含む

夏休み最終日。
朝から大雨&洪水警報・・・午後から回復基調のようなので、朝はゆっくり過ごし10時前出発。

行き先は大山、紅葉時期に備えるための下見。
かねてから気になっていた三の沢から槍ケ峰・天狗ケ峰・剣が峰へのルートを調べるため。

工事中の三の沢辺りから大山遠望。
これ、実際には山が見えた夕方の写真。

午後1時、文殊堂駐車場に止めて沢に入る。
前日から雨だったが、沢には水はない。
向かって右側には作業道が確認できる。

しばらく登ると川に濁った水が・・・
砂防ダムも徐々に高くなる。

最後のダムはかなり高い。
これは左側に登る道とロープがあり簡単に登れる。

ダムから登ってきた方向を確認。
思惑どおりに晴れてきた。

ダムから上は、カール状の景色が広がっている。
その隅に石積みケルンがあり、その畔に木の看板が立つ。

意味深い詩が書き綴られていた。
そうならないための装備・行動が求められる。

高度も上がり、南壁が近くなってきた。
上はまだガスっており、それが神秘さをより増している。
流れ出た岩や砂利を遡るのは体力を消耗させる。

ここら辺りから、向かって右側の谷に入り、流れ出る岩岩を避け、低灌木の間に登山道が続いている。
ここらで登りはじめて1時間ほど。

振り返ると、やはり下方面は晴れてきたが、山の上はガス・時々雨。
写真真ん中上の谷筋は二の沢。
登山道の確認のために登ってきたが、どうも天気も回復基調だし、上も時々見え始めた。

なかなかいい感じの山景色。
このあたりでは高度感はあまり感じない。
ガスっていて目的地がわからないままだったが、尾根はいきなり現れた。

まだガスっていてボワァ〜としていた。
自身もいきなり尾根線に出て拍子抜けした感。

天狗が峰の三叉路。
ユートピア小屋方向を望むが今ひとつよく見えない。
こちらは登ってきた槍ケ峰方向。

10分に1分ぐらいの間隔で、サァ〜とガスが晴れ渡る。
気持ちいい瞬間だ。
南壁を登ってきたのでわからなかったが、北風が相当強い。

天狗が峰まで登ったが、今日は剣が峰には行かず、来た道を戻る。
ガスが迫ると谷底は確認できなくなる。
ガスがあった方が高度感が少ないが、私的にはモヤッとしていて感覚が鈍る。

三の沢からの登山道を右手に見て、更にキリン峠方向に下ってみる。
左手はキリン沢と言われる谷で、粘土質の重い感じの土があらわになっている。
この登山道は昭和の時代に廃道とされた道のようだ。
尾根上の道はやせ細って脆く細心の注意が必要だ。

キリン峠あたり。
ここまで下がってきて、何度も何度も行く先の道を探すも・・・
見あたらない・・・

峠を示す標識があるが、何もかかれていない。
ここから先は、ただただ呆然と眺めるほどのガレた岩場の急峻な下りがあるが・・・
どうも、やはりこれが進むべき道のようで・・・
なかなか足が進まない。

たぶん、踏み外したり、岩場が脆く崩落すると谷底まで落ちそうだ。
慎重にくだった。
ただ、その先にも更に危険なポイントが待ち構えていた。

ここが最も危険なポイント。
ガレガレで滑りやすく、落ちたら谷底まで続く。
慎重に慎重に。
このポイントを過ぎると草原状の斜面となる。
下りで二手に分かれるが、直感で向かって右手の沢に入る。
沢をかなり下ると文珠堂から鳥越峠に向かう登山道につながっていた。
下からの登りだとちょっとわかりづらい道だ。
登山道に入ってから文珠堂までの沢伝いの下りはツルツルして難しい下りだった。

三の沢からの大山登山。
なかなか楽しいルートだった。
秋晴れの紅葉時期なら、スゴイだろうと想像する。
10月、また登りたい。