sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

ひと山越える

今年の冬場は、まことに雪が多くクマのように冬眠したいほどだが、実際にはいろいろと忙しく過ぎていく。
確定申告(確定深刻か?)の期限があるため、ボキ指導に奔走することも多い。
3月15日というマストゴールがあるため3月に入ると徐々に緊張感が高まるが・・・、
今年は1月以降毎週研修会を持つことで熱心に参加する人が多かったため、
2月末までに大方が終了して3月に入ってからは間違い探しなどの時間に充てることができた。


本来の目標は、こんな感じか。
1月末 → 帳簿入力完了、
2月中半→ 決算事項整理記入完了、
2月末 → 内容再確認し申告完了、
3月中 → 経営検討・技術検討・目標設定・行動計画


今年は専技にもお世話になり、畜産では乳肉豚で15戸程度に関わらせてもらった。
所内では、畜産以外の数戸でも関わり合いがはじまった。
10戸あれば10の結果があり、更には10の目標もある。
みなの目標と自分の目標がミスマッチしないように、また自分自身がぶれないようにと思った。


今年やってみて、強く感じたことを何点か。
まずは、ボキとは単なるお金の動きではないということ。
お金の動きには全て意味があり、必要なお金・不必要なお金がある。
また、お金の数字以上に、農場の生産数値などの把握が出来ていないと記帳が大幅に遅れとしまう。
ボキを制する人は、農場管理が出来ているということ。


また「木を見て森を見ず」になっている人が多いこと。
細かい経費には、なんだかこだわるくせに、大きなお金の動きには鈍い。
細かなテクニックに気をとられて、自分自身の方向性にブレがあるような感じ。


私の自転車乗りのようだ。
体幹を鍛え、余分な脂肪を取り除き、毎日精進なんだろうな。
自分では出来ていないのに、経営に関してはツイツイ口を出す。


さて、申告期限が終了して嬉しいことが2つあった。
短いショートメール2通。
今年の申告が終わったことと感謝の言葉が書かれていた。
この瞬間は格別。
次への行動の原動力となる。


15日からは、ダブルヘッダーの検討会が始まった。
そう簡単には儲からない時代になったが、それをも克服して儲けること、
知恵を出し合って検討し、具体的な取り組みをキメ、実践すること。
経営は、常に動いており、その中で立ち位置を捉え、次の行動を決めて進むかのようだ。


MTBのXCによく似ている。
荒れたコースではペースダウンも転倒もあるが、周回を重ねる毎にコツをつかんでいくことも。
経験値と、実践力が鍵となる。

来週末は集合での検討会、私にとっては次の山場だ。