sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

トルクフル

たっぷりと寝たお陰で朝から気持ちいい。
休んだ分、仕事はたんまりと山積みだが・・・


朝仕事に今年のsashibae調査結果をとりまとめ、ある農場に単独殴り込み。
話を聞いてもらう相手方も蒼々たるメンバー。
しかも、こっちは到着10分遅れで焦りまくり。
sashibaeの生態などは総論は全て省略し、現場の横臥率など各論を具体的数字で。
対策農家は最低60%〜最高90%の横臥率。
無対策だと、良くても50%そこそこ、最低は13%。
ここは、サスガに圧倒的な食い付き、すぐに携帯を取り出して現場に指示する。
どうやら、私の数字と現場の感触にどれぐらいの差があるのか無いのかの確認。
農場長は、sashibaeがかなり居ると説明したようだ。
もちろん、私の数字は現場で拾って来たものだから当たり前。
sashibae被害はこの農場ではあまり感じていないようだが、気高・八頭方面の農場では圧倒的な被害がある。
牛の直接的な被害と、肥育成績と、経営的な被害がなかなか一致していないことが、被害意識の欠如を助長する。
ここが、最もジレンマな点だ。
一通り説明したあと私もその農場を目指す。
農場長としばし情報交換。
この農場は牛だけでなく人への吸血被害も多いため訪問したくないらしい。


今日の一番な言葉。
「人ではなんぼいても構わないが、結局動く人は限られる」
「一緒に動ける人が何人いるかが一番重要」
そうそう、そうなんですよ。
同じ気持ちで、一緒に取り組めることほど、嬉しいことはないですし、
そんな時には、どんな苦労も苦に感じることもない。
そんな言葉を初対面の人から聞けて感動。


そんでもって、ネット対策のために牛舎全体の計測とか、造作が必要な面の図面書きなど手早い。
トルクフルなディーゼルエンジンを彷彿させる人材だったが、意外にも瞬発力もある。
また、sashibae以外でも情報交換したいと感じる。
このグールプの対策如何では、なかなか面白い展開に発展するはず。


苦戦する飼料稲。
草丈・分けつ・収量とどれを取っても過去最高かもしれない。
しかし、各地で倒伏が始まりつつある。
ハクトは10ヘク近いが全倒伏。
中干しを全くしていないからだろう。
基本中の基本を考えていない。
収穫開始から半月近く経つが、山東ももたついている。
まだまだ100ヘク以上が残っている。
11月はゆうに超えるし、倒伏分の品質悪化が大きな懸念材料だ。
追跡調査が必要となるだろう。


トルクフルな走り。
K2号のタイヤを替えて、更に路面抵抗感が強まった。
ただでさえそうなのに、敢えてのアウター縛り。
ひたすら踏み込むことに集中して。
帰りは国府→郡家峠まわりで40キロ、獲得標高210メートル