二段弁当。
高校に行くようになって、弁当生活が始まったが、
そこには、詰める技術が必要だ。
息子の弁当は二段ベッドのような仕組み。
コテコテと詰めていく。
色合いを考え、美味しさをもデザインしている。
家族からもその才能を評価される。
父の弁当は一段列車だが、勝手に二段に仕上げている。
家族の評価は格段に低い。
ご飯の上に焼き肉を乗せでもしたらブーイング。
あるものを乗せるだけ。
でも、昼になる頃、味がしみて意外に美味しい。
素材は同じながら、これだけセンスが違うとは。
それ以前に、何か品数が違うのは気のせいか?