sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

2つの実績検討。

本日は、所内の活動実績を検討する日。
しかも、午前・午後2つのダブルヘッダー。


普及組織でなければ、どんな実績検討をしているのかさえわからないと思うが、一年間やってきた取り組みを、言葉・数値で表現し、所長・次長・専技から助言をもらう。
ただただ、現場のニーズに即した活動を進めるだけではなく、きちんと振り返り、成果や課題を確認し、次年度に向けた反省を行うが、これをまじめにするところが肝。


午前
所内経営課題(畜産を除く)9時〜12時15分
15戸の活動を全て聞き取る。
1戸あたり10分を目安とするが、実際には15〜20分もかかる。
目標に対する到達度の確認も。
15戸中、経営課題に値するものは1つあるかないか・・・
ほとんどの活動は、技術指導に毛が生えた程度・・・
生えていないものも。
振り返ってみると、この課題に年間延べ7日間は費やしている。
1/4検討、中間検討、3/4検討と、その都度活動状況と進捗状況を聞き取ってきた。
進め方がわからないのか、進めるつもりがないのか?
みんなの反応は薄い。
課題担当者として、本当に迷惑な話だ。
たぶん、対象農家が最も迷惑だと思う。
反省し、次年度はまじめに厳しくする必要がある。


午後
畜産課題3つ。
経営・飼料作物・和牛
検討3時間の中で、他の2つだけで2時間半かかった。
なので私は残り30分で経営課題を説明したらタイムアウト。
でも、いろいろと厳しい指摘を受ける。
多くは、表現方法だが。
キッチリ、反省すべき所を反省し、今後の支援を考え、実践する必要がある。
いつもながら、実績検討する度に、心がザァ〜と洗われる。
それは、普段の活動の振り返りだからだ。
振り返りが不十分なままだと、次の行動に影響が出る。
良いところも、悪いところも、わからないまま同じことをくり返すからだ。
益々がんばらないと、農家との約束が実現できない。


所内全体の実績検討は来週末。
内容を精査して、発表し・更に大きな枠の中で検討を進めることとなる。


よくある、発表会と違うのがこの点だと思う。
業発などは、ただ単に活動の良いトコ取りで、切り離して見せるだけ。
普及実績は、良いところも悪いところも、進んだところも進まなかったところも、
全てさらけ出して検討する。
さらけ出さなければ、まわりからグリグリと掘り下げられる。
何故進まなかったのか、進めるためには何が必要か。
これを班→所→外部と検討が進む。
PDCAサイクルを用いた活動だ。
そろそろ、私たちの年代が取り組みを検証・助言する立場になってきた。