夏休み ③ 乗鞍高原
黒四ダムを後にして、灼熱の松本市界隈を走るものの、観光どころではない暑さなのでそのまま乗鞍高原に向かう。
上高地への玄関口となる新島々駅を過ぎると、谷が狭まりダイナミックな深い渓谷となる。
今回、乗鞍高原に行くことになったのは、嫁・娘が長野県を検索していたら乗鞍スカイラインを紹介するホームページがあり、ここに行ってみたいということになった。
まじで???
今月末にも行くのですが、まぁ普段行っている場所を案内するのもいいかと思った次第。
宿泊場所を乗鞍高原にすれば、あわよくば試走も出来るかも・・・と悪だくみ。
宿泊先は、いろいろ検索するもなかなか良いところがない。
とりあえずダメもとで休暇村に電話したら、1部屋だけ空いているそうで、即決した。
家族の皆さんがぐっすりしている間に、乗鞍高原に到着。
でも4時半を過ぎている。
チェックインしてから、晩ご飯までの間に少し走ってみることに。
とりあえずスタート地点まで下ってから、三本滝を目指して登る。
う~ん、とってもえらい。
心肺機能が低迷中、とても辛いまま三本滝に到着した。
ガードマンが立っていて、話を聞く。
ゲートは朝6時から夕6時まで解放中。
今日はあと40分程しかないのでとてもじゃないが上には行けない。
あと、毎日数人自転車野郎が事故ったり、救急車のお世話になっているらしい。
今日も下山中にコースアウトして救急搬送されたらしい。
ゲートをくぐってスキー場の上部に差しかかった時、上からハイキングしていた人が歩いて降りてきたが、何か言っている。
「この先の崖のところ、がけの上に熊が居たから注意して・・・」と。
・・・
???
「この先ですか?」
「そう、100メートルほど先」
「親ですか?小熊ですか?」
「親子だったよ」
「まじですか!」
100メートルほど行くと、確かに右側に崖があり、そのまわりは笹原だ。
熊鈴を持参していたので、とりあえず鳴らしながら通り過ぎる。
この辺りは、つづら折れで上にあがっていくので、がけの上はまた道路になっていて、その上に行くのは・・・とりあえずやめておいた。
5時半をすぎるとバスもタクシーも、もちろん自転車野郎も走っていない。
安心して熊さんが行動開始する時間帯なのかもしれない。
三本滝まで戻ったら、北野タクシーが・・・
何年か前に乗ってとても面白かった運転手さん。
さて、明日朝はどうするか?
私に与えられる時間は6時から8時まで。
2時間で登って下ってくるのはなかなか難しい。
とりあえず晩飯食べながら考える。
畳平まではバスかタクシー。
明けて、12日朝5時過ぎ、また自転車で乗鞍高原辺りをブラブラと。
観光センターに行くと、あの北野タクシーが止まっていた。
早速、乗せてもらえるか交渉すると・・・
6時から8時半の間だったら、空いているらしい。
只今5時半。
嫁さんに電話して、6時休暇村スタートで山頂方向に行くことになった。
急いで自転車漕いで休暇村に帰る。
これが一番きつかった・・・
つづく・・・