21世紀版 普及教書とは
川上一郎という普及OBの方が残された言葉を、たまたま見る機会があった。
とりあえず、その方の普及員心得10訓を羅列する。
1.(理念)普及員は、「点」を「線」と「面」に広める仕掛人と見つけたり
2.(容姿)謙虚な中にも堂々たる風格と品位を持ち、指導者たる資質を失うな
3.(対応)辞低く、挙措動作は控えめにして、相手の心扉を開けるに気配りせよ
4.(話術)なるほどそうだと、かねて自分も気がついていたと思われるような話し方に心がけよ
5.(見識)才能に優れているからといってそれに溺れ、気ぐらいの高さは相手に見放される
6.(信念)普及に一代をかけるぐらいの気概がなくては、良い仕事はできぬ
7.(目標)創造性や新鮮味なく具体性に欠けるは、大地で実を結ばぬ
8.(連携)自分がいないとおかしくなると思ったら、その瞬間から組織にとって有害になると思え
9.(手法)普及の術は導くものがやってみせるのではなく、他をして行わしめることである
10.(手段)農は何よりも技術が要、といって、儲けのことだけにあくせくしてならぬ
いずれの言葉も身に染みるが、実践できているかと言えば・・・
忘れないように記憶にとどめておかなければと。
また、1つ1つの解説は改めて。