sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

堆肥散布中

今週末は酪農経営検討会。
10戸余りの経営検討をH17年から継続している。
18年からは生産調整や飼料・原油高騰の影響を受けて低迷基調だったが、
乳価上げや飼料増産の成果か、改善に向かう動きが出てきた。
D乳農協が取り組んでいる3本の矢がもしかしたらボディブローのように効いているかもしれない・・・
あくまで、そうかもしれない・・・


この辺の数値の因果関係を明確に示せないところがもどかしいが。
酪農でのカウコンとか、積極的な繁殖検診なども、大きく影響を及ぼしていると思う。
平成に入って、牛の改良が進み、
輸入飼料によって栄養価も改善され、
どんどん乳量が増加したが、危険性や脆弱性は増したかもしれない。
それを緩和させるための、乳期にあった適切な管理&カウコンなのか?
少なくとも底上げにはつながっていると。


農試前を通過中。
トウモロコシを作付けしている酪農家が堆肥散布していた。
コーヒーを買って、差し入れ。
しばし話し合う。
近年、数ヘクタール作付けするようになったこの方。
なんと、トラクターとかハーベスターとか機械類はほとんど持ってないが、
いろいろな組織・会社の支援を上手に取り入れて作業をこなしている。
目標は10へクで400トンほど作って1日1トン程度使う。
100頭なら10キロ給与、乾物なら3キロ少しか。
買餌よりも1頭1日50円ほど安く仕上がるので、100頭1年なら200万の効果。
効果的な堆肥利用も含めれば、倍以上の効果となる。
東部ではここ数年でこんなパターンができつつある。


さて、この農家でも検討を進めたいと思い提案したところ、
2つ返事で「やろう」の声。
こうゆう前向きな言葉に、経営の加速感を感じる。