山業 100名山 信州編 八ヶ岳縦走(美濃戸口~南沢~阿弥陀岳~中岳~赤岳)後編
赤岳山頂は2899㍍らしい。
とても賑わっている山頂でコーヒータイム、がしかし、まだまだ先は長い。
まだ登山開始から、阿弥陀岳と中岳そして赤岳の3つを登ったのみで、
赤岳から横岳を経て硫黄岳への縦走、硫黄だけから赤岳鉱泉への急下、そして美濃戸口までのダラダラ下りが待っている。
赤岳頂上小屋から稜線を眺めてみる。
赤岳天望荘がかなり下に見え、そこから登り返した先に横岳が、そしてその左奥のなだらかな山容が硫黄岳、かなり歩きごたえのある稜線だ。
10時45分 30分間の休息をとってから縦走開始。
グングン下ると天望荘のあるコル部。
ここは、左側に地蔵尾根があり、行者小屋につながっている。
朝イチで登ってきた南沢と行者小屋が見える。
が、ここは下らずスルーして稜線を進む。
横岳への登り返しは岩場のようだ。
岩場も楽しいが息があがって辛い。
ただ、この縦走路を行き交う人はグッと減った。
途中、下ってきた赤岳を振り返り、ガスが晴れる瞬間を撮る。
ただこの日の唯一残念な点は、東側にガスが湧いていて展望がきかないこと。
南側の富士山も拝めなかった・・・
何度も行く先や振り返っては、稜線歩きの醍醐味を感じつつ歩く歩く。
よくガイドブックに載っているやつだ!!
ピークを何個か越えたら、ようやく横岳が見えた。
11時50分 約1時間で横岳到着。
2829㍍、奥の院とも言われているらしい。
途中、西側にせり出す大同心?小同心?
確実に断崖絶壁のあの先に続く道があり、興味をそそられるが、あの先はロックな方々の聖地でしょうから、今回は寄り道せず進む。
一気に視界が広がり、硫黄岳山荘らしき建物が見えてきた。
ここから先は比較的なだらかに下っていく。
硫黄岳の山頂部を進むとケルンが立ち並んでいる。
ガスがかかると進む方向が全くわからなくなるため、近い距離でケルンを設置してあるそうだ。
ケルンを入れて赤岳を振り返る。
中央奥の一際高いのが赤岳、左側のピークが横岳、その間の断崖絶壁が大同心。
岩が板状でガレていて歩きにくい。
12時30分 横岳から約40分で到着。
見てのとおり、なだらかな山頂です。
と思ったら・・・・
なだらかな山頂の北側半分は、爆裂火口となっていた。
かなりの大きさの爆裂+流亡浸食具合に唖然。
しかも、縁は断崖でした。
硫黄岳も日帰りコースのルートなので賑わい多し。
さて、赤岳への登り、赤岳から硫黄岳への縦走が無事終了。
あとは苦手な下りのみですが、標高差・長さとも申し分ない。
ここからの眺望もなかなかよい。
下りでは関東の高校登山部の後について下ったが、なかなかのペース。
13時40分 約1時間で赤岳鉱泉まで下ってきた。
レトルトだったけどカレー食べて、温泉に入ってサッパリ。
14時10分 下山開始。
北沢ルートを美濃戸まで、あとは朝登ってきた林道を美濃戸口まで。
15時45分 駐車場到着して下山完了。
まとめ
距離22㎞、獲得標高2000㍍、
時間10時間20分(赤岳頂上で約30分、赤岳鉱泉で約30分休憩)
久しぶりに歩け歩け、登れ登れ、下れ下れと頑張り、出し尽くした。
3000㍍近くまで登ったこともあり、頭痛が・・・
さて、翌日は宿泊したペンションでゆっくり・しっかりと昼食いただいた。
蓼科山とか登山も考えたが体力的に残っておらず断念。
30年ぶりにビーナスラインを満喫。
大学生の頃、ビーナスラインに憧れてバイクで来て以来。
シルバーウィークの午後の渋滞を考えて、
初のソロ遠征でしたが、楽しめました。