百名山 石鎚山登山 その2
今回の石鎚山は1982メートル、四国だけでなく西日本で最も高い山。
また、百名山のひとつで、山岳信仰が盛んで日本七霊山のひとつらしい。
今回、北側からの表参道を往復するが、その途中には4つの鎖場がある。
9時10分 八丁鞍部にある鳥居をくぐって、登りがはじまった。
ここから先の登りもかなり整備されていて、快適な木製階段が続く。
意外と登山客が少ないなぁと思いつつ高度を上げていくと試しの鎖場が現れた。
最初なので4人とも迷うことなく鎖場にとりついた・・・
この鎖場は結構長く、傾斜もかなり。
しかも岩から染み出た水が靴を滑らせるため、上半身で強引に登ると体力を奪われ、試しではなく本番とも思える登りだった。
ここは特に登山靴は向かない、私は最近はランシューで登っているため特に問題なかったが。
頂に出ると結構なピークだ。
余裕のフィヨルド氏と、私はマムートのシャツとズボンで。
高度感を満喫できる岩場の端、ここでも膝も顔も笑ってしまいます・・・。
さて、登ってきたのはいいが、よくよく見たら、登山道は遥か下に見える?
つまり、試した鎖場は独峰で、同じぐらい鎖を辿って下るらしい。
下りの方が恐くて難しい。
先にササッと下って、その様子を確認したら、
さっき、立っていたのがこの岩山のピーク。
中程にY本さんとミチコさんが下っている。
10時 この場所は、前社森と呼ばれており、休憩所・売店があった。
ここから更に上ると夜明峠を越えて視界がイッキに開けた。
真正面の山頂が石鎚山のようだ。
Y本さん、今日もファイン・トラックのブランドで固めている。
ミチコさんと。
私はシックスパックになっていないハラがくっきりしとる!
さて、山頂の手前にある山肌には、鎖場が3つあるらしい。
先ほど試されたので、残りの3つは私とフィヨルドさんが挑戦することに。
四国によくあるらしい笹原がこのあたりは見られる。
1の鎖場はあまり長くなく、あっという間に通り抜けられたが、2の鎖場の手前からは大渋滞が始まった。
どうも、HCで有名になりつつある石鎚山の南側からアプローチする石鎚山スカイラインで土小屋という登山口があり、ここで合流するようだ。
土小屋には国民宿舎もあるようだし、獲得標高も少なめなのかもしれない。
とにかく、イッキにごった返してきた。
10時40分 この数メートル先の登り口から2の鎖場へ・・・
下から見ても大渋滞だったが、一向に動く気配無し。
一反、壁に向かったモノの、足があがらず登れない方が何人か居るようだ。
一列になっていて追い抜くことができないため、写真の右ルートをフィヨルドさんとスルリ・スルリと上がっていく。
写真の倍以上の長さがあったが、次の鎖ではもっと混んでいた・・・
そちらでは、保育園児程度と思われる子供を2人連れた夫婦が呑気に登っていた。
大渋滞の原因を作っている。
親が登るのは勝手だが、ここに自力で登れない子供を連れて行くのは危険が伴う。
自分たちに自信があるのかわからないが、見た限りそれほどの体力も無さそう。
後続を封鎖し、KYも甚だしい。
ここも人のジャマにならぬように鎖と岩を駆使して登り切った。
それにしても、フィヨルドさんの登坂能力は素晴らしい。
普段の登山道では決して見られない瞬発力は短距離ランナーであることを証明している。
2の鎖場を後にして登っていくと、3の鎖場はなんと閉鎖。
どうも工事中のようで、山頂神社まで続くようだが、断念して一般登山道を上がることに。
頂上すぐ下から、西ノ冠岳(1894m)方向を望む。
なだらかな笹の絨毯が美しい。
11時 中腹の成就社から見えていた山頂の石鎚神社に到着した。
神社右端が、3の鎖の終点と思われる。
駐車場からだと、2時間半ほど。
石鎚神社(成就社)からだと2時間で到着した。
一息つこうと座る場を探すが、とにかく人が多く、良い場所がないため広場に座る。
昨日おにっこ祭りでゲットした豚肉巻きおにぎりを8つ持ってきたので食らう。
まことに美味し。
人が多いが、ここから更に最高峰の天狗岳を目指して縦走することに。
つづく。