求めて学ぶ
いつだったか?
牛舎の飼槽に群がる鳩、カラス、スズメたちが気になりはじめたのは。
一羽一羽が盗食する量は、大したことないかもしれないが、
群がり、人が居ない時間を狙って空から飛来するためその対策は厄介の一言。
奴らも、畜舎は格好のエサ場としており、同時に糞をタラして逃げる。
これはオールジャパンで考えれば想像を絶する経済ロスだと思うが、個々の農場ではお手上げなのか気にならないのか・・・研究機関も反応は鈍い。
普及協会のナイスな彼女から、今回の研修会の案内を頂いたが、メインは鳥インフル対策のようで部長にも企画提案し、たぶん初の同伴出張に出る。
冒頭からの小難しい部分は部長に任せジッとこらえ、畜舎侵入の実態と対策については質問させてもらい、久しぶりに大いに学べた!
かつてのサシバエ対策の爆発前に似た感じがするが、まだまだ分からない点も多い。
「もしドラ」のマーケティングとレボリューションがまだ不明確。
マーケティングは、市場の要望。
まずは、現場でどれだけ被害があるのか?
その被害は、経済的な部分と防疫や衛生的な部分がある。
そして、その課題に対する対応策には、どんなものがあるのか。
その解決に向けては、1つだけではないレボリューションが必要なんだろう。
サシバエ対策のネットも効果はある。
だが、もう少し現実的なネットとか、忌避効果を生むモノなど。
現地調査に関しては、中央農研の方とも名刺交換し、今後の取り組みに勢いがついた!
参加してもあまり情報がないかもしれないと危惧していただけに、人との繋がりが得られたことは大きいと思う。
研修会終了後、東京まで戻り、慣れない徒歩と電車移動して歌舞伎町?界隈で打ち上げ。
モーレン効果を跳ね返す以上の食べ過ぎ・・・
まぁ、時間掛けて総論と各論のギャップを埋めつつ、我々も農家もワクワクする仕事にならなきゃ、我々の存在や活動の意味はない。
部長が、研修中に被害実態のビデオを見つつ「これ、おもしれぇ〜」と連呼するのを聞いて、我々の任務を再認識した。