sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

2012 春の王滝100キロ 回顧&オプションツアー

いつも王滝を100キロ走った直後の感想は「もう、しばらく走らんでもいい」と思う。
長い上りでは振動が腰に響き、長い下りでは腰を浮かせて振動をモモやウデで吸収するため二の腕などが痛む。
いずれにしても、後半は足が痙り気味となりダンシングなどはもってのほか。
平坦は50キロ地点のダム湖畔のみで、あとは上り・下りのみ、どちらかといえば、下りが来るのが恐くなる。

今回、春は時計回りで後半上りがきついと予想して、前半セーブモードで焦らず回転に徹したことが功を奏したようで、
後半まで体力・気力が残っていた。
ケイデンスは王滝が72と70を越えて後半も落ちていなかった。
心拍は平均147で、こちらも後半下がっていない。


時間的には7時間切りはパンクトラブルもあって達成できなかったが、秋100キロと比べても+30分以内だったので合格範囲内かと。
まぁ、天気が快晴・気温は低めで4回の参加の中でもベストコンディションだったお陰も大いに影響があるが・・・。
70をようやく下回った体重や今シーズン本格的に走り出して約1カ月ということも考えればそれなりで、秋100キロはまだまだタイム短縮が可能ということかも知れない。


さて、トレック号に関しては、スコット号との比較はまだわからないが、軽さの面では1キロ以上減量されたようだ。
フロント・リアともにサスはリモート機能がついていたが、これはほとんど利用せず、両方ともフリーで固定のまま。
それならリモート部分を外せばあと0.5キロは軽量化できたかも。
メカトラブルは、フロントチェーンが2回外れた。
1回はアウター側へ、1回はインナー側へ、いずれも下りはじめてガガッとシフトした際。
チェーンにコマ数が長すぎだったか。
走りに関しては、今後氷ノ山など走って確認してみたい。


快適仕様に関しては、ガーミンは道路ルートが先読みできて便利。
さすがに4回目となれば、なんとなくコースも覚えているし。
音楽プレーヤーは賛否両論か?
自分自身は特に上り区間では気が紛れていいが、長い縦列となったときには音量に配慮が必要か?
激坂区間を登っている際、前の人がうるさかったのか何だか小言を言って前の方に行った。
共感できる音楽が必要かも。

激坂区間で、中島みゆきのファイトが流れて・・・
あのファイトの歌声で応援された。


王滝の後は、オプションツアーの御嶽山登山。
今年はまだまだ残雪がありアイゼン+ピッケルが必要とのこと。
このお知らせ、土曜日移動中に宿泊予定先からの電話で判明した。
中津川インターを下りて、早速アルペンに寄った。
販売されていたのは、4本・6本・10本爪のアイゼン各種。
価格も2000円、4000円、10000円とそれなりの差。
私は6本、Y本さんは4本を調達した。


100キロ走破の後、車で登山口のある標高2240メートル地点田の原まで上がってみる。
日曜日の午後3時、車は4〜5台ほど。
気温は下界が20℃を越えていたのに12〜3℃程度と低い。
9合目から上はガスっていた。
残雪がなかなか手強そうなので、早朝アタックは取りやめにして、8時頃出発することにする。

天気予報では、午前中は晴れるらしいが、やはりガスっている。
行けるところまでと確認して出発。
登りはじめるとすぐに雪が現れるが、アイゼンするほどではない。

背に朝日を受けて暑い。

田の原が7合目あたりなのですぐに8合目がくる。
イノシシが祀られている。

前回もこの看板に釘付けとなった避難小屋。
捨てないよう、捨てられないよう気をつけたい。

しはらく岩場を歩くが、このコースは登っている最中もずっと下界眺望がきいて気持ちいい。

9合目から上は雪渓の中をアイゼン装着で。
プラスの気温で凍っておらず腐れ雪で歩きやすい。
この辺りで2チーム3人の登山者と出会い、山頂情報などを得た。
王滝山頂から御嶽山頂までは、完全にガスの中。
時折雪のようなものも混じっている。
2時間半ほどで山頂3000メートルを越える。
少し息苦しい。

2年前に1杯500円のインスタントコーヒーを頂いた山小屋は閉鎖中。
持参バーナーでお湯湧かしてカップ麺とコーヒーを頂きひと休憩。
でも寒い。

下りもアイゼン装着で。
Y本さんは4本爪で今ひとつブレーキ感がないようで、安全第一で。
私は尻で滑ったり、ガシガシと飛ばしたり。
大山下山コースの数倍の長さを楽しんだ。

そうこうしていたら・・・
雷鳥のつがいが飛来。
何を食べているのか・・・
いろいろつまんでいた。
近くに行っても逃げる様子もない。


ここから後は、黒い雲がだんだん広がり、しばし落雷と雪が襲来。
どうも王滝村の谷間に積乱雲が流れ込んでいる様子。
バキバキ落雷、距離にして5〜10キロほど。
どちらかといえば、真横から下の方から。
下山を急ぐ。
12時頃駐車場到着。


帰りは道の駅ですんき漬けをおみやげに買って一路鳥取へ。
河原帰着は午後7時。
盛りだくさんでお疲れ様でした。