sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

土と堆肥の化学反応


玄関先に付けたセンサーライト。
かなり反応がいいためしょっちゅう灯いている。
節電のためには余分だとしても、反応のよさはある意味必要だ。


今年は、4月に入ってから10日毎に飼料用コーンの作業進捗状況を確認している。
8戸50ヘクタール。
早生・中生の品種別に、とりあえず播くまでの確認を重点に。
堆肥散布・耕耘・肥料まき・耕耘・播種・除草剤と。
4月は半ばまで冬から抜け出せず作業が出来ないままだったのが・・
それ以降は春を通り越し夏のような気候となり、
イッキに播種できるようになったのに・・・
肝心のほ場準備が全く進んでいなかった・・・


よくよく考えてみれば、堆肥散布の前の堆肥運搬が出来ていない。
去年の秋に堆肥散布とプラウかけた所は、雲泥の差だった。
はぁ〜、そりゃそうだわな。


それ以上に、堆肥散布→耕耘→播種の間が短すぎる気がする。
最短だと10日間ほどのところも。
オガを含む未熟な堆肥は、土と混ざると分解し始めるが、その時に播種すると土壌中の窒素を奪うため、肝心の初期生育のための窒素が不足する。
窒素飢餓というものだ。
未熟な堆肥をたっぷりと投入しているから安心している人もまだいる。
未熟だから飢餓がおこるんだけど・・・


そんなこんなで、RM115の品種(早生)はほぼ播種が完了した。
恐らく、去年より1週間から10日ほど早まった。
普及が、やいのいやの言うから仕事が進んだという人がいる。
が、尻を叩いて早まるのではなく、飼料作物に必要な生理や理屈を理解して、早め早めの反応でなければ。
こんなことは長年体感的に会得する部分も多いが、理屈自体理解していない人もいる。


今年の秋には、堆肥散布とプラウ耕を推進させ、来春は連休中には115を完了しなければ。
そのためには、イタリアン・ソルゴー2番など作っている場合ではない。
そのソルゴーやめた人もいる。