アドベンチャーレースで必要なモノ
3バカトリオでハチ北へ。
まだ雪は多いとは言えないが、ピーカン最高で人出も多かった。
1月前回はスーパーモーグルコースにコブは付いてなかったが、今回は整備されて2つのラインが。
雪のタッチは柔らかく、意外と滑りやすかった。
整備とカブり、結局2本しか滑れなかったが、2本とも完走したものの、攻めるような滑りにはなかなか進化できてない。
ここの壁を打ち破れるか、あと何回かチャレンジしたい。
1月1日に田中ヨーキ氏によるグレートトラバースが終わり、2月にはパタゴニアのアドベンチャーレースに参加するため、既に現地入りしているとのこと。
想像を超えた世界のことなので、せめて応援だけでも。
日本チームのリーダーである田中正人さんのを紹介する記事を読んだ。
vol.18〜 田中正人さん(プロアドベンチャーレーサー) | grannote グランノート
後半に出てくる、この説が特に気になる部分だ。
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女性メンバーが放った、強烈なひと言
論理的で忍耐強く、常に穏やかな印象の田中さんだが、かつては怒ってばかりいたという。現在のような境地に至るには、多くの経験と葛藤が必要だった。「そうですね、昔は『喧嘩上等!』くらいの気構えで、いつもイライラしていました。なんでみんな自分についてこられないのかとね」。あるレースで、衝撃的な経験をする。トライアスリートだった女性メンバーに、こう言われたのだ。「キャプテンは、人のやる気をなくさせる天才!」。アドベンチャーレースに対して誰よりも情熱を持ち、人一倍、努力していると自負していた田中さん。ところがある過酷なレースの最中、自分がやる気を出せば出すほど、メンバーの士気が減退していくのを感じていた。その時に言われたのが、この言葉だった。ナビゲーションのミスが重なって焦り、いつも以上に無理に仲間を引っ張っていた時のこと。チーム内の雰囲気はかつてないほど険悪になり、どうにも手が着けられなくなっていた。
ここで、さらに衝撃的な出来事が起こる。特に秀でたところもなく、いてもいなくても同じとさえ思っていたある男性メンバーが突然、口笛を吹いたのだ。すると、それまで停滞していたチームの空気が一変。みんなの気持ちが上がっていった。「それまで僕は心のどこかで、彼のことを馬鹿にしていたのです。取り柄のない奴だと。ところが、彼が口笛を吹いた瞬間にチームの空気が変わった。その時、僕は彼に完全に負けたんだと思い知りました。リーダーシップというのは力尽くで引っ張ることではない。みんなのやる気を引き出すことなんだと覚ったわけです」。
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チームが盛り上がるか、盛下がるか。
大きな力を必要とする仕事は、それぞれの総力が欠かせない。
ひとり、力のある・能力の高い人が先頭を引っ張っても、全体としてはそんなに力は発揮できない。
全体が少しでいいから、右肩上がりで伸びていく・伸び続けられるような構図が、最もモチベーションが高く維持される。
チームとは、気持ちの共有で育っていくモノなんだろう。
コブ3バカトリオも、老いてもコブを上手に滑られることをモチベーションに突き進む。