sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

第1回 新庄・蒜山スーパートレイルへの挑戦

今年はどの大会にもエントリーせず、黙々と練習するつもりだったが・・・

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ShoLow's・リーゾの方々も巻き込んでトレランというジャンルに踏み込んでしまいました!

コース | SHINJO-HIRUZEN SUPER TRAIL 2016

 

そもそもは、10月2日同日に愛媛県松井町で国内最長のMTB大会が開催されることになり、部長などと行きたいなぁ・・・と話していたのですが。

matsunoshimanto.com

現実としてなかなか難しく、8月に山業していた時にyoshi-Rさんから蒜山の南、新庄村でトレラン大会が開催されると聞き、またkikoushiさんも参戦とのこと。

それではと、ShoLow'sトレラン部を結成して参戦することとなりました。

 

ただ、参加5名のうちトレラン経験者はF肉さん1名のみ。

マラソン経験者や駅伝選手ばかりですが、山中を走る経験値は少なすぎる。

特に私は、高校以来走った経験は耳くそ程度・・・

今年も減量しきれず、さて困ったもんです。

 

新庄蒜山スーパートレイルの出走クラスは70㎞と25㎞とありますが、エントリーは迷わず25㎞へ。

yoshi-Rさんとkikoushiさんには協力していただき、9月に入って試走を行うことができました。

新庄村の山は、毛無山・白馬山・金ケ谷山・朝鍋鷲ケ山など稜線上に登山道が整備されていますが、笠杖山だけは登山道がわかりにくく、登山者もほとんど居ない相当レアな山でした。

近隣は、最近も熊出没しているようですが、試走時に一番驚いたのは・・・マムシ出現率の高さ。

晴れた秋には、日の当たる登山道にひなたぼっこしに出てきます・・・

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そんなこんなで、当日を迎えてしまいます。

走る仕様のバックにコンプレッションでふくらはぎを固め、クツも泥対策を考えて。

とりあえず、私の装備を。

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キャップ:ツバ付き2XUメッシュタイプ

インナー:ファイントラックのメッシュタイプ

シャツ:パタゴニア製(鳥取グランプリの参加賞)

パンツ:ノースフェイス GTDベリーショート

靴 下:オンヨネ コンプレッションタイプ

シューズ:ノースフェイス ウルトラトレイル 25.5

パック:ノースフェイス FL レースベスト

パック内:ウインドブレーカー、携帯、タオル

飲 水:ハイドラパック ウルトラフレスク 450mlX2個

フード:ジェル2個

 

皆で25㎞を4時間以内を目標に。

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70㎞ エントリー192名/スタート165名/完走 90名 5時スタート

25㎞ エントリー286名/スタート244名/完走234名 9時スタート

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25㎞は集合もスタートもノンビリしていました。

比較的若い女性が多かったためか、みなさんニヤニヤしているようです。

走り出したら・・・すぐにニヤニヤは何処かに行ってしまいましたが・・・

 

9時、カウントダウンとともにスタート。

スタートは前から4列目、スタート・ゴールゲートの真下辺り。

走っている(ほぼほぼ歩いていた)途中は、暑さと辛さで写真撮る余裕は無し。

まずはロードを1㎞ほど沿道住民の歓声に見送られるが、その間にF肉さんとyoshi-Rさんは先に行かれる。

そのあとオフ林道を1㎞ほどの急登で登っていくが、すでに歩きを交えながら登る。

途中でkikoushiさんが追いつき、追い越され、舗装林道にでて1㎞程度上り下りを繰り返すと、最初のピーク(標高350㍍)へのシングルトラックの遊歩道に入る。

この辺りで、部長が追いつき、追い越される。

森の中で日差しはないが、汗がボタボタ出始める。

ピークを越えると、結構な傾斜の下り・・・

遊歩道は上り下りで2㎞程度はあっただろうか、下りきると舗装路に出てそこから白馬山登山口まではロード3㎞弱ある。

ロードに出ると晴れてきて暑い。

ここで2人組の方々と徒党を組んで進む。

1名はトレラン後の明日が休みで良かったぁと話している。

確かに~、休みなのは羨ましい。

 

10時17分 8.5㎞地点 白馬山登山口のエイド 到着

yoshi-Rさんは確か60分程度で到着したいと言っていたので私は1時間15分程度かと勝手に考えていたが2分遅れ。

バナナ・おにぎりなどの補給食を頂き、水は450CC×2本を満水にして登山道へ。

白馬山までの登山道は、階段がなく滑りやすい土斜面で最も嫌いなパターン。

試走した2回以上に滑りやすい状態で、途中前走する方が大きな声を発し、足が痙ったらしく悶絶している。

これは気をつけんといけんと思って大きな段差を避けて小刻みに登るように心掛ける。

が、半分を過ぎた辺りで、アキレス腱に痛みを感じるように。

あ~ぁ、まだ大丈夫だけど、嫌な兆しだ。

もう少しで山頂という地点で、前方にkikoushiさんらしき後ろ姿が・・・

何かの間違いだろうと思っていたが、近づくとやはりkikoushiさん。

山頂で合流。

 

10時47分 10.5㎞地点 白馬山山頂 

登山口から30分と考えていたが、ぴったりだった。

kikoushiさんは、飛ばしすぎたのか少し辛そう。

本来のペースではないようで、ここから先に行かせてもらう。

とりあえず標高1000㍍まで上がってきたので、ここからはアップダウンを繰り返しながらの稜線歩きと最後は下って帰るだけ。

下りはなるべく走って、登りは小刻みを意識する。

途中、下りで抜いて登りで抜かれたり、その逆だったりして、前後のメンバーは限られていた。

笠杖山への分岐手前で、今度は部長らしき姿を発見。

しかし、なかなか追いつけないし、無理は禁物。

しばらくして追いついたが、やはり登りで疲れて足が痙りそうとのこと。

このレースは、足が痙るかどうかが結果に大きく影響するようだ。

 

11時23分 13㎞地点 笠杖山分岐

白馬山から3㎞を36分かかった。

ここは30~40分程度かと考えていたが、ペースが上げられなかった。

分岐を過ぎると、部長から先行させてもらい、登山道ではない草刈りしただけの山中をただひたすら進む。

下りはまだ走れるが、登りが次第にきつくなる。

踏ん張りがきかない感じ。

足場も落ち葉が積もっているためフカフカしていて効かないので、余計に力む。

両足のふくらはぎとももの筋肉がグニョグニョしている感じ。

笠杖山までピークが3~4あったと思うが、先週kikoushiさんと試走した時は、ERO話で盛り上がってしまい、@という間に笠杖山に到着した感が強く覚えていない・・・orz

最後の坂を登っている時、ダム湖側から12時のサイレンが響く。

12時笠杖山山頂を目標としたので、少々焦る。

 

12時05分 16㎞地点 笠杖山山頂

参加したほとんどの人が、笠杖山のピーク標識に気づくことなく通過したと思うが、

そこを過ぎれば、下りしかない。

が、ここからの下り地獄が始まる。

黒ボクと笹原につけられた登山道だが、登山者はいないので、ほぼフカフカ・ズリズリの斜面を下っていくが、ブレーキになるものがないため、私は立ち木を掴んではブレーキの代わりに使う。

ドロドロで帰還した選手達は、ここで泥まみれになってすべり下りたのだろうか。

2㎞程下ると林道に出る。

ここでエイドがあると思っていたら・・・

あれっ、ない!!!

仕方なく林道を下っていく、下ること2㎞先にやっと最終エイドが現れる。

あとロード5㎞地点らしいが、ここに設置しても意味がないなぁと思いつつ、

ピオーネと梅干しとコーラとおにぎりをいただき、ラスト5㎞へ。

 

ロード5㎞、これが下り基調とはいえ、山中と比べればかなり平坦気味なので、

自己の能力が推進力に影響を及ぼす。

全く走れない。

抜かれるかもとヒヤヒヤしながらも、なんとかスタート地点まで帰ってゴール。

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3時間49分52秒 

先行していたF肉さんもyoshi-Rさんも、あまりの激しいコースに疲れ果ててゴール横でしゃがみ込んでいた・・・

私も然り、kikoushiさんや部長のゴールを迎えられず。

 

笠杖山からの下りのラスト9㎞は45分かかった。

下ってからのロード・ランが遅すぎた・・・

 

リザルトはこちら。

リザルト 公開のお知らせ | SHINJO-HIRUZEN SUPER TRAIL 2016

 

F肉さんはさすが経験者たる走りっぷり、

yoshi-Rさんもまずまずだったようです。

私は、ロード次第だと思っていたので、まずまずか???

kikoushiさんと部長は、たぶん予想以上の暑さだったかも。

来年は、全員が3時間半切りを目指して行きましょう。

 

ゴール後、両足が攣って・・・悶絶しましたが、

月曜・火曜になっても筋肉痛はさほどでもなく、やはり山業の成果かと勝手に思っています。

 

自転車でもそうですが、限界を超えた時空をどう楽しむのか、経験値と練習量が問われる世界だと改めて思った経験でした。

次は、氷ノ山プチトレランですかね???

 

それにしても、新庄蒜山スーパートレイルは楽しめました。

実行委員長には、ゲート前で5人侍の写真を撮ってもらえたし、ゴール時には町長に出迎えられて握手攻撃・・・

宿泊施設がないので、民泊やったり。

1日だけですが、地方再生の力になれたかも。

実行委員の方々、登山道のないところにコースを設営された林業関係者にも感謝です。

また、来年!!