山業 100名山 信州編 八ヶ岳縦走(美濃戸口~南沢~阿弥陀岳~中岳~赤岳)前編
8月乗鞍が終わり、王滝が近づいても走れていない。
違和感とある理由から9月は乗れていないが、山業だけは精を出す。
9/20 王滝経由で八ヶ岳の麓へ。
シルバーウィークは満員御礼で空いた宿を探したらこの辺だった。
最後まで「日本三大急登」の黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳にするか、八ヶ岳にするか迷ったが、天気予報では八ヶ岳の方が良さそうだった。
登山経路は、下の写真の経路のまんま。
5時 宿を出て美濃戸口まで車で10分。
既に駐車場は満車に近く1日500円なり。
駐車場に隣接する八ヶ岳山荘前で登山届を提出し5時20分スタート。
林道を黙々と美濃戸まで行き、南沢経由で行者小屋を目指す。
南沢は、谷底の川沿いの森の中で眺望はないが、八ヶ岳の名物のコケ三昧。
7時45分 2時間半ほどで行者小屋に到着。
視界が一気に広がり、八ヶ岳の山々が身近に迫る。
小屋の近くにテント多数、小休憩をとり、まずは阿弥陀岳への急登に挑む。
多くの登山者は、行者小屋から地蔵尾根か文三郎尾根を辿って直接赤岳山頂を目指すが、欲張りな私は赤岳の眺めを期待して阿弥陀岳~赤岳~横岳~硫黄岳と縦走することに。
中岳から見た阿弥陀岳の全容。
間のコルから阿弥陀岳山頂までは短いがなかなか大変な急登だった。
8時45分 行者小屋から約1時間で急登をクリア。
3000㍍近くなると、一気に足取りが鈍る。
が、山頂から赤岳を望もうとしたら・・・ガスの中 orz・・・。
ガス手前のピークは中岳さん。
仕方なく西側を見るとなかなかの岩塊が目に入る。
これは行ってみないと。ということで、どうやら「摩利支天」らしい。
摩利支天とは、山岳信仰の象徴的な場所であり、修行の場であったようだ。
その岩に登ってみたら1時間前に居た行者小屋が右下に米粒のように見える。
いずれにしても断崖絶壁の上、足がすくむ・・・
見知らぬ方が断崖絶壁の縁で佇んでいた。
一端下ってから、阿弥陀岳と赤岳の中間にある中岳に登る。
すると赤岳のガスが徐々に晴れてきた。
こちらの山頂も岩の塊だ。
ジグザグした登山道が早く登れとそそのかす。
だんだん晴れてきた。
振り返ると登ってきた阿弥陀岳と中岳が完璧に見えている。
そして赤岳山頂直下の岩稜地帯へ。
たいした登りでも、危険な高度でもないが、如何せんルートが限られている上に、上り下りの人が多いため、あちこちで渋滞気味。
行き来を仕切るおばさんあり~の、ルートを少し外れて先を急ぐと。
10時15分 約5時間かけて赤岳山頂に。
大変な人人人で写真スポットは大繁盛!!!
すぐ隣の峰には頂上山荘があり、ここで20分程コーヒータイム。
そして、後半の硫黄岳までの縦走ルートを眺めてみる。
真ん中奥のなだらかな丸い山が硫黄岳のようだ。
後半に続く・・・