王滝 おんたけ私見
手軽な3000㍍級、土曜日、晴天、紅葉、そして昼前
いくつもの要因と噴火が重なってしまった。
毎日報道されるニュースを見てはなんだかやるせない気持ちが重なる。
実際、王滝山頂から御嶽山頂までの「八丁だるみ」は噴火口から近い。
上写真は22年9月20日に登った際に王滝山頂山荘から剣ヶ峰を見た際の「八丁だるみ」の様子。
山頂左側の斜面を下った谷が地獄谷、水蒸気が上がり火山性のニオイが漂っていた。
そして荒涼とした植物の生えない月面のような、賽の河原のような景色が印象強く残っている。
山頂の剣ヶ峰にある山頂神社、ここの映像もたくさん映っていた。
山頂に上がると、多くの人が地獄谷がある南側ではなく、眺望がいい二の池方向に行って写真を撮るが、そちら側には下山するための階段がない。
噴火に気づくのが遅れ、すぐ下にあった山小屋に駆け込むのも遅れた可能性もある。
山小屋の中の様子。
インスタントコーヒー1杯500円だったが、体感気温0℃だった我々には暖まる飲み物だった。
8合目の避難小屋、阿蘇火口には噴火事故のあと噴石シェルターが設置されていた。
有史以来から見れば、我々が登った数年前から噴火までの期間は、ほんの少しの誤差の範疇だったかもしれない。
また、噴火が昼前ではなく、夜中だったら被害は最小限だっかもしれない。
9月以来の地震発生が注意喚起になっていればとか、たら・ればはあげれば限りがない。
フィヨルドさんとも話したが、
ここしばらくは、御嶽山はこの状態が続くだろう。
全国の火山に対する規制はヨリ強化されるかもしれない。
安全性確保と登山を楽しむこと、それが両立できるかどうかはわからないが、
今後、新たな対応が求められていくことは間違いないだろう。
その前に、まずは登山する人が届出を最低限することから。
あと、登山でもMTBでもトレランでも、笛を持参すること。
たまたま読んだブログです。