あまりお目にかかれない瞬間
畜産業界にいて、真新しい畜舎へ家畜を入れる瞬間に出会う場面は少ない。
私の場合2回か?
いずれも新築パーラーに移行する時に担当となり、
つなぎからパーラー移行のため、かなり手こずりながら搾る牛を押した。
真新しい牛舎に牛が入り、徐々に汚れつつも、生産活動が始まっていく。
歴史が刻みはじめられる瞬間ですかね。
先週、新築ではないが自家施工で改造したストールに母豚を入れる場面に立ち会った。
豚を飼いながらの改修工事は思った以上に大変なようで、
かわす場所の確保から、狭い場所での溶接やコンクリ工事は細かい作業の繰り返し。
準備する工程も多いが、少しずつ進めてきた。
1カ月ほどで片側16頭分が完成し、素人らしい仕上がりも良い味を出している。
償却台帳にも登録することにして、ここに努力の歴史を刻むことに。
ストールに移動する作業を見ていたが、びっくりするほど母豚がおとなしく、スムーズに動いたのと、ストールに入ってからは逆にかなり興奮気味。
これまでの環境とは別世界だからか?
生活環境の違いが成績にも大きく影響していただろうと思うが、今年の春以降の成績もまた楽しみだ。
ここ3年間、各種データから傾向と対策を分析してきた。
出来る作業を積み上げはじめ、そのアクションが本格的に始まっている。
去年は飼料は高騰し続けていたが、追い風も吹いたし、明るい兆しも感じられた。
今年やりたいこと。
話し合いの冒頭のアイブレでも、今年の目標設定にも変化を感じられた。
そんな積み重ねが、前進には必要だと思う。
片側16頭、2月上旬までになんとか仕上げられれば気持ちよく春が迎えられるだろう。
それにしてもふる里納税恐るべし。
トリチク米そだち牛にも大波が押し寄せているらしい・・・