sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

オヤジの長い1日

昨日はここ数年、いや人生の中でも最も長いと感じた1日だった。
5時起床、2日間不在するため仕事してから、いったん職場と農場に寄る。

暗い職場は、意外と雰囲気がでている。
帰ると9時を過ぎており、9時半過ぎにようやく自宅発。
とりあえず目指すは北の味噌ラーメン。


まずは出発地の神戸空港まで車で170キロ。
中国道を走っていたら、かなり強い風に道路の外から葉っぱや缶や・・・いろいろなモノが飛んで来たり、道に転がっていたり・・・
ちょっと恐ろしいが、それ以上に恐ろしかったのは、山々の木々から舞い上がるのが目視できるほどの花粉。
CMのように黄色の多量の花粉が・・・
エアコンは、外気は取り入れず循環モードで。

神戸空港はH18年にオープンしたらしいが、お初にお目にかかる。
中国道→六甲北有料道路→阪神高速神戸線→新六甲トンネル→ポートアイランド→神戸空港と伊丹ほどではないが、案外アクセスはスムーズ。
搭乗すれば駐車場はほぼ無料なのがいい。
空港は結構おしゃれ、フライト予定は14時前なのでレストランでおしゃれなお昼を食べて出発まで待つ。


行き先の千歳の着陸混雑予想のため出発は10分遅れ。
北は大荒れの予報だが、特に問題はない様子で出発する。
ほぼ満員。
上空は当たり前だが快晴。
白い雲と青すぎる空が眩しい・・・

片道667マイル。
通常マイルは2種類あり、陸上マイルと海上マイル。
陸上は約1.6キロ、海上だと1.85キロらしい。
航空は海上マイル換算のようだ。
片道の移動距離は車と飛行機あわせて1370キロとなる。
移動時速は待ち時間含むと210km/h、移動時間だけだと300km/hとなる。
新幹線で行くぐらいということか。


千歳到着は16時前、特に揺れもなく苫小牧側からスムーズに降りる。
ここまで6時間半、とても長く感じられた。
シートベルトだけではなく、ドクドクの心の気持ち。
全身をギュッと押さえつけられている様な圧迫感さえ。
シートでリラックスして寝たいがそれを体が拒否している。
息子は外の景色を堪能しつつ、心の中は穏やかではないかも・・・


外気温度−2℃の千歳に到着し、ロビーまで出る。
発表予定の15時半を回っている。
とりあえず、確認作業だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あった!!
よし!
でも何度も何度も番号を確認し、更に自宅にも確認。
間違いはなさそうだ。
肩の力がイッキに抜ける。
はぁ〜。
自然と息子とがっちり握手。
よかった。
自宅や実家に連絡して喜びを伝え、交わす。


しばらくしてから、これからのことを考える。
さて、北に来たけれどとりあえずそれ以降の全行程が必要なくなった。
2泊3日ツアーを満喫してもいいが、すぐに入学やアパートのいろいろな手続きや振込が必要となっている。
もったいない精神が働くが、とにかくチケットを取って帰ることにする。

雪の千歳空港、鳥取と20℃も違うようだが、まだ1歩も出ていない。
カウンターに行くと、とりあえず最終便は乗れそうだ。
なので、ここから先の全ての予定はキャンセル・権利放棄して再搭乗を待つ。

帰りは来た時よりもやや大きな機体。
気持ちが楽になったためそう感じたと思ったら、実際1サイズ大きかった。
滞在時間3時間、空港内で買い物して、

目的のひとつに掲げた味噌ラーメン食べた。
ラーメン横丁みたいな所だったがおいしく頂き帰路に。


21時、神戸空港着。
丁度、明石大橋の真上を旋回して西側から着陸。
翼の上だったので夜景は半分だったが、神戸の町並みや六甲山までの夜景を楽しむことができる。
(但し着陸夜景が最高なのは、やはり伊丹空港、東北スキーで最終便で帰ってくると奈良から生駒山を越えて大阪市内に下ってきて梅田辺りから伊丹空港に至る最高のステージだ)
あとは、高速で来た道を戻り、自宅到着は23時過ぎ。
13時間半、全行程2740キロ。


長い移動距離でシートにへばり付き続けヘロヘロだったが、気持ちはとても充実して清々しかった。
家族やいろいろな人にただただ感謝。
そして、努力しつづけたことにも敬意を。
いろいろなことを学び・教わった1年間だった。