3回目 剣ヶ峰登頂
今年は2度剣ヶ峰へアプローチした。
1回目 8月28日 鍵掛峠~槍ヶ峰~剣ケ峰~地獄谷~鳥越峠~鍵掛峠
http://sawadake.hatenablog.com/entry/2013/08/29/060218
2回目 9月18日 弥山~剣ヶ峰のダブル登山
http://sawadake.hatenablog.com/entry/2013/09/18/234224
こんな景色を眺めに、今年3回目の剣ヶ峰を攻めることにした。
新聞によると南壁の紅葉が見頃とのことだが、天気も含めると火曜日がピークだったよう、その日は所内に缶詰だった日です・・・
天気予報ではいい感じだったが、香取まで行くと6合目辺りから上はガスっている。
昼には回復するようだが、とりあえず川床に車を止めて大休峠を目指すことに。
7時15分 川床発 ~ 大休峠まで
時間:1時間2分 距離:3.4km 標高差:430m 気温:12℃
川床に車はなく、静かな森をテクテクと行くも、所々で強い獣臭を感じる。
登山道には、各所で落ち葉の下を鼻で漁ったのが確認される。
イノシシか、落ちた木の実とか腐った葉の下にいるミミズなどを食べている様子。
熊の危険性は大山は低いモノの、1人だとやはり心細い。
紅葉は、感覚的にはこの区間が最高の時期だったが、朝早かったのとややガスっていたので色鮮やかさは今ひとつって感じ。
大休峠までのルートは、緩やかな登りでトレランなどにも向いているが、途中には石畳が現れる。これは昔東伯一向から大山寺博労座で開かれていた牛馬市に向かうための道だった名残のようだが、この石畳がツルツルと滑ってとても危険。
この上を牛馬が歩いていたんだろうか?
石畳を過ぎるとすぐに大休峠。
大休峠小屋には誰も居らず、お茶を飲んですぐに野田ヶ山に向けてスタート。
8時17分 大休峠発 ~ ユートピア避難小屋まで
時間:1時間3分 距離:1.7km 標高差:410m 気温:7℃
ハイキングコースに別れを告げ、登りが本格化する。
野田ケ山までは20分ほどの森の中で、それまでと違い道幅が狭くなり、朝露に濡れた草木で腰から下が濡れてくる。
じみ~な野田ヶ山を越えるころにはガスが深くなり、振子山までは上り下りで2つのピークを通過するが、ガスっているためか高度感はない。
通過した親指ピークもこんな感じ・・・
それでも2つ目の親指ピークは久しぶりで岩場の上り下りが激しい。
20分かけて振子山のピークに出た。ここからは本当ならばユートピアや三鈷峰が眺められるはずだが、ガスで眺望はなし。
振子山からやや下り、再度登り返すと振子沢に下る道途中にある道しるべにあたる。
そこを右折してユートピア側に登ればすぐに避難小屋のすぐ上に出る。
振子山からユートピアまで20分かかった。
この日は東側からの風で振子山のピークからはずっと風に当たっていたため体感温度がかなり低下、避難小屋に入って上は全部着替えることにした。
小屋は無人、座敷に上がらず、玄関先でクリームパンを食べてCCDを飲む。
インナーと長袖シャツとアウターを着替える。
ガーミンによると気温は4℃、やはり風が当たるとそれ以下の感覚だ。
小屋では約10分滞在して着替えと休憩。
9時30分 ユートピア避難小屋発 ~ 剣ヶ峰山頂まで
時間:30分 距離:1km 標高差:210m 気温:4.5℃
尾根は大抵風が強いが、今日はそれほどでもないものの、やはり当たると寒い。
天狗ヶ峰まで登ると青空が見られるようになってきた。
一番の難所はやはりそんなに高度感はなくすんなりと。
天狗ケ峰を過ぎた先の細尾根で、いきなり本日第1登山者と鉢合わせ・・・
ビビッた・・・山頂から下ってきたようだ。
山頂までは20分。
山頂では、補給したり写真撮ったりして10分。
下山しようとしたらイッキに晴れてきた・・・のでまた写真撮る。
10時00分 剣ヶ峰発 ~ 三の沢まで
時間:1時間20分 距離:3km 標高差:-730m 気温:8℃
天狗ケ峰まで戻り、三叉路を槍ケ峰方向に右折。
相変わらずやせ細った尾根を下っていくが、晴れてきたので身体も気持ちもイッキに温かくなる。
これは、ブロッケン現象なんだろうか?
槍ケ峰の下から三の沢方向に下っていくが、ここも足場が安定しない感じ。
登りだとかなり体力を奪われそう。
途中、砂走りではなく、小岩走り的な止まったままの土石流を下る。
下りにくさ・歩きにくさ日本一。
沢の最上部砂防ダムの上まで出てきたら、振り返って写真連発。
ここの景色が大山の中で一番かもと思いつつ。
しばし休憩10分程度。
そしたら大きなカメラ持ったじいさん登場。
どうも登山ではなく、写真撮りに来たようで。
その後環状道路まで下りながらも、時折振り返っては写真撮る。
かなり下まで下った頃、第2登山者登場。
しばし情報提供。
これから三の沢を登って剣ヶ峰に行かれるらしく、ユートピア避難小屋泊まって明日のご来光狙いかも?
川床スタートで三の沢ゴールと告げると、帰りどうするの???と聞かれたので、
ランで帰りますと告げると、たまげていた・・・
環状道路まで下ると・・・車がスゲェ。
路肩の至る所に停車してカメラマン多数、大抵じいさん。
さて、ここからが地獄ランのスタート。
11時10分 三の沢 ~ 川床まで
時間:1時間15分 距離:8.7km 標高差:-280m 気温:12℃
車が多い、多すぎる、しかもバンバン飛ばしてる。
とりあえず下り基調だが、結構重めのリュックと下山で疲れた足には堪える。
横手道に入れば静かになるかと思いきや・・・
ここはここで散策するウォーキングじいさんとあばさんが・・・道一杯に広がって占拠している。
桝水まで22分かかる、3キロほどなのに・・・
更に横手道を大川寺方面に下る。
横手道では100名ぐらいのウォーキング・ジジ・ババを追い越す。
道幅一杯に占拠されているので追い抜きは結構面倒。
特に下りは、結構大きい石がゴロゴロしているため足をつく位置を判断しつつで疲れる。
車道路には出ないまま進めるルートを発見したので、そのまま大山寺まで。
ここも23分かかった、3キロほど。
この辺でかなりバテてきて、スキー場への登りは歩きに徹する。
国際からは草刈りの終わったスキー場内を横断ショートカットさせてもらう。
川床までは28分、2.8キロ。
12時30分 川床着
合計5時間13分 距離17.8キロ 獲得標高1374メートル
後半のランのお陰で足はボーボー、流石にくたびれたが、予想外のことも。
後半の天気回復で南壁の眺めはなかなかよかった。
また、ガスや朝露でブッシュなどから頂いた露で濡れたズボン。
気温が氷点下でなかったため、震えることはなかったし、後半の天気回復で川床に着く頃には乾いていたが、それ以上に足の冷却効果があったようだ。
まじめに走れなかったので、後半のランはチト長かった。
本当は船上山から甲ケ山・矢筈ケ山・大休峠・親指ピーク・剣ヶ峰・三の沢のロングをかましたかったが、単独ではデポは難しいし、これからは季節を選ばないと。
帰りに久しぶりに東伯のふろしき饅頭に寄ってみたら、こんなものが。
試しに買って食べてみたら・・・チョコが支配していて・・・微妙・・・