sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

大山2ピーク 台風のツケ

台風一過とは、本当にこのことですな。

台風が秋を連れてきたようで、今週は大陸高気圧が日本列島を覆って、秋晴れが見事に広がっていて、あの豪雨がうそのよう。 

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こんなんだったら、今週ずっ~と休んで八ヶ岳でも北岳でも白馬でも穂高でも・・・

行きたかったなぁ~

よく考えてみたら週末は「都市緑化フェア」という企画オープンで駐車場動員のため今週中に代休消化の必要があった・・・ 

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というわけで、今日大山に行くことにした。

本当は船上山から入ってゴジラや親指ピークを通って・・・

でも大山寺に着いてもデポする車がないので、大山寺ベースで組み立てた。 

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【案段階】

大山寺→夏山登山道→弥山山頂 1709m

弥山→元谷→ユートピア→剣ヶ峰 1729m

剣ヶ峰→大休峠→川床というルートだが、名付けて「ダブル大山満喫コース」!

 

だが、起きるのが遅くて・・・1時間遅れで大山寺到着した・・・

7時 大山寺 スタート

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登山客はまばらで、静かに登山開始。

登山で気をつけることは、大股しない、段差は最小限に、細かくステップを刻む

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久しぶりの夏山登山道、かなりきれいに整備されている。

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8合目では、陰大山が消えかかるところだった。

この辺で女性トレランナーがぶち抜いていった・・・カラダひとつでした。

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米子市や弓ヶ浜半島が手に取るように見える。

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8時20分 弥山到着 10分休憩 白バラコーヒーが旨い!

50代の夫婦の方の記念写真を撮ったり、写真の小屋でも休憩した。

中には売店があったが、お金がない・・・ 

ここから、いったん元谷まで下る。

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元谷は写真右下の河原。

5合目少し上にある行者谷への分岐点を右に下る。

延々と続く階段責めにあいながら、トントントンと快走?

9時30分 元谷到着 約500メートルほど降下した。

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さて、ここからが問題のルート。

ユートピアに行くためには、写真の大屏風岩のもう一つ左側の沢を遡っていく。

が、実はこのコースを下から登るのは初めてなので、沢を間違えないように・・・

間違える以前に、今月あたまと台風で谷から土砂が大量に流れ出している。

そして、その谷は・・・普段は土砂が堆積しているはずだが・・・

谷の中は、ほぼ完全にえぐられている。

かなりの段差と今にでも落ちてきそうな岩が頭上に多数確認できる。

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岩肌もザレていて、極めて登りにくく、断念しようかと思ったが、

先行者の形跡を頼りになんとかかんとか登り切った。

谷底を遡上するのは、落石が発生したら危険なので、上を常に見ながらなるべく側壁部分に足場を探しながら。

後続には誰も居なかったが、何度か足場が崩れて落石も起こってしまった。

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距離にして300メートルほどだが、常に喉が渇くほど緊張した。

上がっていくと、左手にユートピアに抜けるルートが確認できる。

岩場を這いつくばりながらエスケープして通常登山道に復帰した。

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エスケープ部分から上は、壁状態で装備がないと登れそうにない。

登山道をしばらく行くとユートピア小屋が覗いた。

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そして尾根に出ると三鈷峰はすぐそこ。

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この辺に来ると「ナナカマド」が葉に先行して色づきはじめていて、あと1ヶ月で最高になるだろう。

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三鈷峰の山頂手前にはややガレた場所がある。

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北側などは断崖絶壁、大山寺方向の眺め良し。

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山頂へはもう一がんばり、ここに来るのは竹Dさん写真事件以来か・・・

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三鈷峰山頂からは、大山北壁の眺望が素晴らしい。

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10時30分 三鈷峰到着 10分休憩 

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 琴浦アルプスの稜線もくっきりと。

11時20分 剣ヶ峰到着 10分休憩

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剣ヶ峰から天狗ケ峰・槍ヶ峰・烏ケ山方向を。

ユートピア辺りで追い越した老人が天狗ケ峰から縦走してきていた。

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こちらは、南~西側、左から三の沢・二の沢・一の沢・・・

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朝イチで登った弥山。 

縦走禁止でなければ、すぐそこだったが・・・

剣ヶ峰に無事登頂した老人としばし談話。

宮崎県の方らしく、先週は岩手県など登って来たようで、雨の中さんざんだったと。

今日は鍵掛峠・鳥越峠・地獄谷・振り子沢・ユートピア・天狗ケ峰・剣ヶ峰と、大変なコース選択されて難儀したとのこと。

下りのコースをどうするべきか???

簡単なのは三の沢に下るコースだが、マップもガイド書も持ってないようだ。

 

さて下山は大休峠には向かわず、ルート変更して中宝珠・中の原経由で下山することにした。

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12時50分 中の原ピーク リフト降り場 10分休憩

13時30分 大山寺帰着

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=358512c7737eda153085635cf06c0445

走破距離は、14キロ、獲得標高1700m ガーミンでは1950m

運動時間6時間半 2回目の下りはかなりきつかったが、それほど大きな疲労はない。

天気が良く、本当に気持ちよかった。

 

あと、テンポ良く下っていた時に感じたこと。

王滝などMTBの長い下りでの腕痛対策に大きな効果がある練習方法が判明。

今月になってから久松山に登っては走って下る練習を繰り返しているが、

王滝でも最初こそは腕の疲労感を感じたが、中盤以降はそれほどでもなかったし、

翌日・翌々日になっても痛みがない。

どうも下りで腕を振りながら走ることで、腕の筋肉が徐々に慣れていたようだ。

また、下りを走ることで、ルートファインディング能力というか、瞬間判断力が徐々に養われる。

山登りと下りもバカにならないなぁと思った。