口コミ まじめに考えてみると
いつ見ても素晴らしいひよこガーデン(大江ノ郷)の広告。
こんな広告には、打つ時期や作戦が必要らしい。
http://book.akahoshitakuya.com/b/4894511096
ものを作って売る。
自分自身が作ることで自信を持つ。
まじめに作り続ければ、必ず売れる。
とは限らない。
一次産業にもこの手の考えを持った人は多いと思う。
特にNきょうに出している人は、どう売るかなど考えないことが多いだろう。
作れば売れる時代ではない。
Nきょうでも、スイカや梨でウハウハしているところもあるが、産地ブランド力の恩恵であり、多くはどれだけ進物モノで販売できるかに掛かっている。
有名ブランドでも、大阪市場に通常出荷すれば高くもなく、むしろ安い。
いつまでもアグラはかいていられない。
肉業界なら、良い肉を作れば高く売れた。
規格外や、肉質が落ちれば安かった。
しかし、品質が高くても必ずしも高く売れない時代である。
牛乳は、個人がどんなにがんばっていい品質でも他の牛乳と混ぜられてしまう。
価格に多少の差はあったとしても、ペナルティ以外は大きな差にならない。
品質が日本一でも他と変わらぬ単価らしい・・・???
繁殖成績がとてもいいのに思ったほど儲かっていない人が多いように感じる。
自給飼料も頑張っているのに儲からない人もかなりいる。
何かおかしい???のではといつも思う。
生産性を上げているのに、品質を上げていても、それ以上に販売が上がらない。
あと5円高くなれば・・・と。
でも、そうかと言って、自分で製造して売れるほど甘いものではない。
この前から、口コミについてまじめに考えてみようと思うようになってきた。
FBに載っていた記事がきっかけ。
http://www.directbook.jp/bke/index_fb.html
この中で猛烈に気になっていたのは・・・
「中小企業経営者に行った調査で63.4%の人が、取引の半分以上が紹介によるもの(口コミによるもの)だと感じていながら、その一方で79.9%の人がその紹介を生み出す何らかのシステムがないと思っている。企業の経営者はクチコミの持つパワーが強力であることを知りながら、経営者の約8割がそれを活用するために何もしていないのです。」とのくだり。
驚いたのは、2/3の経営者が口コミの甚大なパワーを承知していながら、8割の経営者はそれを上手に利用する術が何もないと言っている・・・
口コミの研究・掘り下げが出来ていないとは。
本当だろうか???
そこで、紹介された本は高いので買わず、冒頭の本を買って読んでみた。
かなり古い本ではあるが、今なおその基本原理は変わりがないように思える。
口コミのケース・スタディが紹介され、いろいろな原理が紹介されていた。
口コミによるバカ売れ偶然起きているのではなく、必然的に起こっている。
口コミを引き起こすのも、活用するのも、自分次第ということのようだ。
なかなか面白かったので、忘れないように記憶にとどめたい。
恐らく、この手の内容を勉強すべき人がたくさんいる。
昼飯の後、生活担当のナンバさんらとこの話で大いに盛り上がった。
農産物加工販売しているグループなどは、この口コミを研究しているのだろうか?
答えはNo。
もったいない。
顧客管理もまだまだ不十分らしい。
顧客管理できて、はじめて販売戦略が練られるとのこと。
口コミ以前の問題か?
でも、口コミ原理については十分勉強する価値がある。
但し、基本この手の情報は有料。
なので自分で投資し・読んで・実践し・その上で回収するところに意義がある。