学びの時間 風炎
娘と通勤・通学の時間を共有するようになり、
くだらない話から、まじめな話まで、盛り上がりに欠ける日もあるが・・・
ひょんなことから、その日のキーワードが浮かび上がることもある。
一昨日のキーワードは、風炎。
ふうえん →フウエン →フゥェン →フェーン
フェーン現象のこと。
朝から、つよい南風が吹き、空山の風車がぐるぐる回っていた。
こんなつよい南風の時に山陰に高温をもたらす現象と言えば???
チッチッチッチッ、正解は???
現象名は当てられてしまったが・・・その現象が起こる理由はサッパリだった。
詳しくは、読んでください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%8F%BE%E8%B1%A1
湿った空気が山を駆け上がる際に低下する温度と、その斜面で雨が落ちた後、乾いた空気が山を下る際の上昇する温度の違いによって、風下側の温度が高くなる現象とでも言うか???
日本で有名なのは昭和8年の夏に山形市で観測された40.8度。
教科書で何度も見聞きしたなぁ。
山陰もこのフェーン現象の餌食になりやすい。
岡山市付近で30℃だとして、中国山地1000メートルを越えて南風が吹くとすれば、山陽側を100メートルごとに0.5℃低下するとして5℃ほど下がる。
県境の山の上では25℃程度。
山を越えて山陰側に下る時、雨が落ちて乾いているため、100メートルごとに1℃上昇するとすれば、10℃高くなり、鳥取市付近では35℃まで上昇する。
暑くモヤッとした南風は、家畜への影響も大きいが、鳥取大火のような火災を引き起こす原因にもなるようで、用心が必要だ。
それにしても、フェーン現象に2つの種類があるとは知らなかった。