sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

創造的破壊

近年普及・浸透しつつあるSNS。
フェイスブックが代表株だが、普及員版ではEK-systemという会員用ネットが昔からある。
メルマガでそこにアップされた記事が毎日届き、面白そうな記事をクリック。
今日こんな記事があった。


元ネタは、岐阜県ホームページのようだ。
http://www.pref.gifu.lg.jp/sangyo-koyo/nogyo/fukyukatsudo/saibaigijutsu/


以下、記事内容をコピペですが。
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「リスクが怖くて動けない」から「動かないリスクが怖い」へ


1 はじめに
できればリスクを避けたいと考えている経営者も多い。
しかし、農業に限らず経営をする以上、全てのリスクを避けることはできない。
リスクに内在する不確実性は、あらゆることの既定条件だ。
リスクをやみくもに恐れてはいけない。
しかし、私たちは、ごくごく自然に、確実なものには高い価値を置き、不確実なものは嫌っている現実がある。


2 原始人類のなごり
話は原始人類にまで遡る。
人類は、アフリカのサバンナで誕生したとされる。
そこでは、何十万年にもわたって狩猟採集生活を行ってきた。
アフリカのサバンナでは「甘く、脂肪を好む」種が生き抜いて代々子孫を残してきた。
甘いものは、エネルギーになりやすく、脂っこい食べ物は、カロリーが高いのだから当然といえば当然である。
そうした嗜好を持たない者は、歴史の中で淘汰されてしまった。
現代人の多くも、甘いものや脂っぽい食べ物を指向している。
しかし、その食事が現代人の生活に適しているとは、とてもいえない。
生活習慣病といわれ多くの人がダイエットを迫られている。
しかも、うまくいかないことも多い。
ささいな情報に左右されてしまう衝動買いや限定品買いといった行動も、生きるために目の前にあるものはすぐに食べる、という生存競争において必須であり、かつ合理的でもあったことに由来する。
人類は、この空腹に耐える環境に適応した期間が莫大な長さであるのに対し、ここ数百年の環境変化があまりにも急激すぎて、現代のリスクに適応しきれていない。


3 生々流転しているということ
では、どのようにしてリスクに対応するのか、できることは何があるのか。
ヒントは、私たちの身体の中にあった。
私たちがものを食べるとそれは形を変え留まり、体重もさして変わりはしない。
つまり、食べた分の代わりに排出されるものが必ず発生し、その結果が自分という状態となっている。
生命体というのは、変わらないようでいて常に変化し、新陳代謝しないと死んでしまうんだということだ。
経営学においても「創造的破壊」という言葉を用いて、現状に満足せず自ら壊し、また自らを創りあげていくことが大切だといわれている。
しかし、創造的破壊を実行に移すことは、相当に難しい。
創造的破壊などと粋がって現状を破壊すると、取り返しがつかないことになりかねないからである。
「破壊的破壊」であっては困るのだ。
創造的破壊と破壊的破壊を現時点で区別できうるか。
明確な答えがあるわけではないが、健全な赤字部門を明確にしてみたらどうだろうか。
健全な赤字部門とは、多くの試験研究開発部門も含め、将来の収益源となる可能性がある赤字の部門のことをいう。
その赤字額を本業が傾かない計算された範囲に収めることにより、かなりの確率で破壊的破壊を避けることができるだろう。


4 動きつづけ考えぬく
部分的であってもよい、絶え間なく分解・破壊され、更新されていくことが大切なのだ。
「創造的破壊」もカッコいいことではない。
額に汗し泥にまみれ動きつづけること、悪戦苦闘しながらも次の手を考えていくということである。
常に動きつづけ、考えぬくということが、未来というリスクに対応できる唯一の方法なのである。
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なかなか興味深い内容だ。
リスクを恐れて動かない・動けられないではなく実践するのみ。


どうも私などは原始人の超完成型のようで、甘くて脂肪も大好物だ。
情報に左右され、衝動に駆られ、限定品に弱い・・・
困ったものだ。


私たちの体は、毎日毎日、細胞を作り続け、同時に細胞を壊し続けている。
それは、決して「破壊的減量」ではなく、「創造的減量」でなければならない。
つまり、単なる数的体重減少ではなく、筋肉量を維持させながらの減量だ。


そしてこれを試験研究を喩えているのも面白い。
直接的な経済効果ではなく、将来的な効果を狙っての試験研究か!
今までの試験の継続のための研究では、破壊的破壊に行き着くだろう。
我々も同様で、普及が農家経営の下支えし、今はそうでなくとも、将来経営改善し納税アップするような技術改善・普及活動でなければ意味はない。


さて、今日の夕方は市内以外はほぼ夕立が来てくれた。
源太橋より南は雨のカーテン。
濡れても気持ちよく帰れた。
ジテツウのみだったが、気づけば今年累計5000キロ到達(ローラー・ラン・登山含む)
一昨年より2カ月以上早く、去年より50日早い到達。
この倍走れるだろうか・・・