sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

トウモロコシ巡回

今年東部では、5月連休播種を推進してきた。
が、実際には5月半ばになってやっとこさ、RM115の早生品種が完了した。
その面積約25/30ヘク。
先週になって残っていた耕畜連携農家がようやく5ヘク完了。
これでも昨年比較で1週間ほど早まったそうだが・・・
1週間早いのではなく、予定より1カ月も遅い。


この手の仕事は面積をこなすために段取力が求められる。
タイム・マネージメントとでも言うか。
実際には天気とにらめっこだが、ここ3週間ほどは好天続きのため、天気は言い訳にならない。


毎週のように進行管理把握をやってみると、春作業以前に秋作業が春に大きな影響を及ぼしていることに気づかされる。
☆9月まで収穫出来れば、10月に堆肥散布とプラウなどで荒起こしする
☆4月はロータリーで2度起こす
☆5月上旬までに播種して、ローラーで表面をハードパックする
 これだけの話だが、なかなか出来ないままだ。


前年に混播・2期作・作業遅延だと・・・、
 秋に堆肥散布が出来ない
  春作業が半月遅れる
   短期間に作業するため、土がこなれない
    生糞だと土と混ぜたあと窒素飢餓を起こす
     秋に荒起こししていなので雑草が多い
      春作業が遅れて播種が遅れるためトウモロコシと雑草の競争となる
       気温が上昇するため、雑草の茎葉処理が難しくなる
        春作業が忙しく、心に余裕がなくなる
       畑仕事が忙しく、牛の観察や種付けに影響が出る
      土養分を雑草が吸収し生育がままならない
     雑草が多くハーベスターに草が詰まる
    雑草が混入するとサイレージ品質が低下
   仕方なく高刈りするため収量も低下
  年間を通じてサイレージ給与量を下げざるを得なくなる
 取出量が減るとサイレージの変質が進む 
変廃したエサは牛の体調を崩す


結局、何一ついいことはない。
負のスバイラル。
心に余裕無し、時間に余裕無し、最終的に財布にも余裕無し。
腹も立つし、面白くない。


今日は朝から夕まで、管内のほ場巡回。
8農家、172枚、50ヘクほど。
所内2名と午前はshooting-moonさんも。


既に雑草三昧のほ場から、なかなか良い出来のほ場まで様々。
今年から初めて栽培する法人はなかなかいい感じ。


もうすでに今年の出来が期待できないところもあるが、来年は同じ失敗を繰り返さないように秋からの作業はきちんとしなければ。
今月末の東部自給飼料研修会では、こんな内容の話を嫌と言うほど話す必要がある。
話さなくても、わかっているようなことだが、大切なことは5回言う必要があるから。