梨花満開

鳥取名産であり県花であるナシの花が満開を迎えている。
農家はナシの交配に大忙しだが、今夜からは大荒れの予報。
ここ一番、交配の善し悪しがナシの実付きに影響を与える。

東部では至る所で道路脇に梨園があり、ベテラン職人が交配→摘果→袋掛けと非常に忍耐力が必要な作業をこなしていく。

水田より山際方面に地形に沿った形の梨園が多い。
地面に沿った曲線の美を感じる。
同時に、廃園となった梨園も多数点在。
たぶん元々山だったところだろうから、時代と共に山に帰っていくのかもしれない。

小倉辺りの梨園にて。
酒やビールの箱は飲み助が多いためではなく、作業の踏み台に使うものだろう。
ここも満開！！

交配が終われば、雨が来ても一安心。
それにしても、ナシ農家の後継者問題は深刻らしい。
そんな中、砂丘や空山辺りでは確実に育っている農家も多いと聞く。

仕事が３Ｋだが、一番は儲からないことだろう。
砂丘辺りは観光や進物・直売が好調の上、らっきょうとの複合経営だと安定化らしい。
いろいろな努力が実るためには、やはり販売力なんだろう。

今年は私は直接担当ではないがコッタンやらっきょう担当とナシとらっきょう経営分析を開始する予定。
ソリマチ簿記で知り合いとなり、ここ１０年近くの経営ふり返りを提案したら即了解された。
景気が低迷しても、後継者が少なくなっても、まだまだ儲けしろはある。
いや、これからがチャンス満開かもしれない。
梨花の満開のような明るさがあるはずだ。