sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

大きな一歩のその先

昨日訪問した農場のsashibae対策。
具体的なネット対策の進め方とコスト面での試算と、昨日の気高方面のモニタリング結果を、手書きA4用紙3枚にまとめて代表者にFAXを送る。
農場見取り図に基づいたコスト試算では100頭で6万円。
1頭当たり600円。
これが高いか・安いかは、そこの農場でどんな牛が仕上がっているかわかれば、即座に判断可能。
1年間で体重増加1キロ上がれば、元は簡単に取り戻せることはだれでもわかっている。
大凡2年間肥育するならば、2キロほど余分に太ればいい。
その効果は勝手な試算では2400円となる。
(増体分2キロ×枝肉換算0.6×平均単価2000円/キロ)


即決で取組改善を実行することに。
来月からがまた楽しみになった。


さて、昨日のモニタリングで気になった点。
先々週と比較して、気候がカラッとしていて、一部の農場を除き、sashibaeが少ない感じ。
sashibaeが一定の密度以下ならば、居ても牛は落ち着いている。
稲刈りがここ1週間でかなり進んだ。


青谷公社で昼休憩雑談。
Mr田中が、バリバリと稲刈りを進めている。
ミニベロで100キロなんか簡単にサイクリングしてしまうスゴイ人。
サイクルマラソンでもトップ3に入る。
公社での雑談の中で興味深い一言。
「稲刈りが一段落したら、sashibae被害も一段落する」
周りを田んぼに囲まれているHさんの経験談だ。


稲はもちろん雑草ではないが、sashibaeの休息場所にもってこいかもしれない。
今日一番の「アハ体験」であり、田んぼに囲まれた牛舎での被害とここ数日の状況の点と点が結びついた瞬間だ。
なるへそ。


さて、sashibae対策としてのネット対策が決まりつつある中、
我々の目標は、ネット普及であるものの、ネットを張ること自体ではない。
あくまで、その先にある、農家の経済的な損害を最小限に抑えることであり、
それを一つ一つ数値などで見える化し、公開することだと思う。


まだまだわからないことが多い中、
手探りでの効果検証の方法模索が続く。
わからないことだらけなので、これまたやりがい・楽しみが尽きない。
すでにわかっていること、それはただやれば結果がついてくるだけなら、つまらないことかもしれない。