sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

伊勢参り

少し時間が経ちましたが、今週は三重県に行ってきました。
生まれてかれこれ46年、伊勢方面に行くのは4〜5回目。
大学の頃、バイクでソロツーリングしたのが最初。
家族で2回。
Y酪さんとタカキタ&試験場にも。
学生のころは、ユースホステル利用でしたが、確か伊勢の手前に「秘宝館」があり、
入館はせずとも、さすが伊勢だなぁ!と思いました。


今回は、家保主催sashibae研修会に招待されて。
1日目。
午前は、松阪牛の産地、農家を紹介してもらい視察。
久保さんという、現在の農家の中では経験が最も長く、年1回の品評会でチャンピオンを過去5回も出した篤農家。
松坂牛は元々は、和歌山街道を経由して大阪から流れてきた役牛で、
小柄な繁殖雌を田畑を鋤くのに利用したが、年取ってくると肉牛として販売するようになり、
そのうち、特にサシが入る農家が出てきてブランド化されたとのこと。
品評会のチャンピオン牛は成体で約2000万で販売されるらしい。
農家の案内は、家保所長と全国でも有名普及員。
1頭1頭素晴らしい管理。
牛を本当に可愛がっている様子が手に取るようにわかった。
視察約1時間。
他の農家では、まねは出来ないが、勉強になった。
お礼にsashibaeについて少し現場研修。
農家にも関係者にも、sashibae被害の自覚や関心は無かったようだ。
さて大きな革命が起きるか???


午後は家保研修会。
50名を越える大賑わいで満員御礼。
研修棟が一杯となるのは久しぶりらしい。
最初はワークショップ的な進行を考えていたが、人が多すぎて無理と判断。
ただ、参加型の基本形はそのままに、わずか2時間の制限の中で進行。
アイブレして、
 グループ分けして、
  検定試験して、
   アンケート取って、
    スライドもたくさん見てもらい、
     ネットとトラロープの使い方も実演し、
あっという間に時間終了。
検定試験は、50問100点満点、平均点は49点。
夜の部が控えているため質疑応答も半ばで終了。


夜の部。
松坂駅近くのいとうやさん。
松坂牛を扱うホルモン屋さん。
Y酪さんと視察に来た際も、試験場の方からこの店を紹介されて食べた記憶がある・・・
家保職員を中心に20名ほど。
ここでも、所長が先行逃げ切りでやや暴走。
楽しい懇親会でした。
自転車好きの家保職員ともいろいろ情報交換。
ロースを数枚もらいましたが、ホルモンダレで食べたので、もったいない感じ。
おいしかったけど・・・次の日に影響が・・・
二次会は、これまた怪しい雰囲気でしたが、名物普及員のお店に。
あっという間に午前様近くとなり、終電ギリでホテルまで。


2日目。
sashibae現地研修。
とある宗教関係の実顕地農場とのこと。
巨大な関係建物がずらりと並ぶ。
その先に、また巨大な畜産関係施設が延々と・・・
乳牛500頭、肥育500頭・・・豚や鶏もたくさんいるらしい。


今日は15名ほど。
3つのチームに分かれて、農場内の観察して、今後の対応を練ることに。
制限時間は約2時間。
1時間で現地を見て回り、1時間で対応策を考える。
3チームとも、真剣に考えてくれた。
それなりの対策が次々と提案。
最後に、総括的に私からコメント。


あまり対策を焦らないことを勧めた。
1つは、現場でモニタリンクを続けていくこと。
1つは、ネット対策を1棟でいいからやって、従業員にも見える化を図ること。
この組織には、牛舎建設とか施設補修を行う部隊があるらしい。
何でも作り、直せるとのこと。
頼もしい。
さて、神々の国でsashibae対策は進むか否か。
それは、農家自身によるところもあるが、ある種のバカがいくらいるかに掛かっている。
公◎員的な平均的な仕事ぶりではこの手の仕事は進まない。


最後に、どの国にもやはりsashibaeは活躍していたことを示すもの。
このジタバタが、なくなればもっと良い牛が出来るかもしれない。