sawadake-Blog -Third Stage-

今年の春から、また2人となりました・・・

簡易曝気

読んで字のごとく、簡易に曝気(ブクブク)させる技術。
気高普及所に在籍中、平成16年から取り組んだもので、きっかけは養豚農家からのオファー。
FRPサイロ(10立米)を青谷までユニックで取りに行き、5本並べて尿を送り込み、同時にブロワーで空気を送り込む。
あとは、尿をただただ曝気させれば、悪臭が無くなるという技術。


最終的には、曝気する空気量を計算するようになったが、当初はとにかく曝気あるのみ。
コツは、固液分離すること、腐らさないこと、機械のメンテナンスを定期的に行うこと。
あれから7年。
今でも、定期的に問い合わせが来る。


この技術は、県外からも視察者があり、広島・岡山・兵庫・栃木などでも実践された。
但し、県内では尿も堆肥化で一発処理の要望が多く、あまり普及していない。
農家のニーズを捉えきれなかったか、16%の普及率の壁をぶち破れなかったということだ。


本日、兵庫県から電話。
nishigakiさんという方だった。
なんでも、随分昔から簡易曝気に興味があったらしい。
後継者の就農、堆肥センター化により、尿処理のみやりたいとのこと。
たしか、DJ誌掲載のトンネル換気農家だったような・・・
思わぬ時に、思わぬ所からの要望。


今一度、17年頃の取り組みが現在どうなっているか要確認。
管内では、4戸取り組んでいたが2戸は廃業。
2戸は今でもブロワー更新して継続している。
これが、手助けになればいいが・・・